年末年始の養生

<徒然養生>



年末年始の養生

毎年、年明けに関節痛が悪化したという相談が増えます。

お正月休みへ入る前に、関節痛があるお客さんへ、次の養生をよく話します。


🔸餅の食べ過ぎに注意
もち米を使ったあられ等も要注意

🔸暴飲暴食に注意
甘い物、脂っこい物、味の濃い物の食べ過ぎに注意

🔸冷たい飲食物を極力控える

🔸しっかり防寒し体を冷やさない

🔸お風呂に入浴して体を温める

🔸休みだといって、1日中、家でゴロゴロしない。適度な運動を


中医学の視点で説明すると、関節痛の原因となる、風寒湿邪を体に侵入させない、体の内部から発生させないための養生なんです✨

上記を実践して、良い年末年始を過ごしたいですね😊

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

骨の養生

<徒然養生>



骨の養生

みなさんもご存知の通り、骨は、老化とともに衰えやすい体の部位の1つです。

骨を健やかに丈夫に保とうとする時、漢方では、補腎(ほじん)、活血(かっけつ)を重要視します。理由は、骨は腎に属しているという考えで、腎に必要な物を補うことが大切であり、そして、骨への栄養をしっかり届けるため、活血という血の巡りを良くすることも合わせて大事になるからです。

 


では、補腎、活血の考えも踏まえた骨の養生をご紹介します。


🔸補腎、活血の食材をバランスよく摂りましょう✨


<オススメ食材>
小松菜、切り干し大根、木綿豆腐
玉ねぎ、ネギ、黒酢、
小魚、サンマ、鮭、しらす干し
骨付きの肉(鶏、豚、牛、羊)
納豆など大豆類


骨は、カルシウムだけでできているわけではなく、コラーゲン、リンも必要です。コラーゲンの素となるタンパク質もしっかりとりましょう。リンは、食材に多く含まれているため、意識しなくても摂れていることがほとんです。逆に食品添加物などはリンを過剰に含むため、摂り過ぎに注意しましょう。


🔸十分な睡眠
睡眠時に分泌される成長ホルモンが骨の形成、修復してくれます


🔸日光浴
カルシウムの吸収を助けるビタミンDが増えます


🔸毎日の入浴で血の巡りをよくする


🔸適度な運動で骨に刺激を与え、かつ血の巡りを良くする
オススメは、ウォーキング。
足のかかとに刺激を与えてあげると、「骨を丈夫にしないといけないよ」というメッセージがでて、体は骨を丈夫に保とうとしてくれます。

 


最後に骨の養生で一番大切なことは、毎日続けることです。骨はすぐに変化するものではありません。日頃の積み重ねによって骨は健やかに丈夫に保たれますよ❗❗

ぜひ、養生を取り入れ、継続して骨を健やかに保って、元気に過ごしましょう😊

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

関節痛、神経痛への取り組み方

<徒然養生>



関節痛、神経痛への取り組み方

寒くなってくると関節痛、神経痛などの症状での相談が増えます。



写真は、関節痛、神経痛などの症状でよく提案する漢方薬を載せました。これでも棚からひとつまみ、ほんの一部なんですよ😊。他にもたくさんの種類があります。


なぜ、こんなにも種類があるのかというと


🔸急性なのか慢性なのか
🔸患部に熱をもっているかいないか
🔸1日中痛いのか、例えば夜に痛みが増大するのか
🔸雨が降る時に痛みだすのか
🔸冷え、食事の偏り、運動不足などからくる血行不良による痛みかどうか
🔸加齢、運動不足で筋肉低下からくる痛みかどうか
など


人によって症状や原因が様々なので、使う漢方薬を変えていく必要があるからです。
(鎮痛薬で、ただ痛みを止めるだけでは無いんです)

そして、関節痛、神経痛に取り組む時、漢方薬より重点をおくのが養生です。
養生は8割くらい重要で、漢方薬は2割くらいと思ってください。

理由は、関節痛、神経痛は、生活習慣から起こっていることがほとんどです。よって、食事、筋力をつける運動など日頃の養生がとっても大切になってくるからです。

本来なら、ここで漢方薬、養生を紹介していきたいのですが、関節痛、神経痛の症状によって、提案する漢方薬、養生も変わります。

良かったらお店にご来店いただき、相談でしっかりお話を聞かせてください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂