乾きの養生

<徒然養生>



乾きの養生

今日は二十四節気の大寒⛄。寒さが一段と厳しくなると共に、乾燥🍂も進んで、乾きの訴えが多くなる時期でもあります😊

お店で受ける相談では、乾燥肌、ドライアイ、唇の乾燥/荒れ、空咳などが多いです。

目薬、リップ、保湿クリーム、加湿器を使うなど外からのケアも大切ですが、原因を見極め、内からケアして潤いを取り戻すと、ドライ体質を脱却しやすくなります✨


漢方だと
🔸ドライアイなら肝
🔸唇の荒れ乾燥なら脾(胃腸)
🔸肌、皮膚の乾燥なら肺
などと、ケアポイントの臓がありますが、難しいことは抜きにして、養生から始めてみることをオススメします。


<養生>


🔸食事は、白い食材を心がけて、潤いを補いましょう。
れんこん、長芋、里芋、大根、白菜、白ネギ、白きくらげ、ゆり根、しめじ、白ごま、サンマ、イワシなどの白身の魚
※量は腹八分目で温かい物をよく噛んで食べましょう。食事で脾を傷めるとお口周りの荒れ、乾燥に影響します。


🔸運動と入浴で気血水を巡らせる
食事で摂った栄養は潤いの素です。その栄養を体全体へ届けるために気血水を巡らせましょう。気血水を巡らせるのは、とっても簡単!!適度な運動とお風呂にしっかりつかるだけでできますよ。


🔸質の良い睡眠をとる
23時までには就寝し、7時間程度の睡眠時間を確保しましょう。
睡眠は、皮膚も含めて体の修復が促進されます。睡眠が十分だと、体の潤いが戻りやすくなります。
逆を言えば、夜更かしさんは潤い不足に陥りやすいです。ご注意を


体の内からしっかりケアして乾燥シーズンを乗り切りましょう😊

## 体にあう漢方薬をご提案します
## 熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

正月明けの胃腸養生

<徒然養生>



正月明けの胃腸養生

正月明け、増える相談の1つに胃腸の調子が悪いというのがあります。

正月の暴飲暴食で
🔹胃もたれ
🔹腹痛
🔹便秘
🔹下痢
などの症状を主に訴える方が多いです。

七草粥の日だけで治ればよいですが、1,2日で調子が戻るのは難しい様です。
主な4症状への養生法の一例を以下に示します。


🔶「胃もたれ」
もともと消化力が弱い体質の方に多いです。食べ過ぎで胃もたれとなった場合は、食べる量を5,6割くらいにし、温かく、消化の良い物を食べて、回復を待つのが適切です。
この時、肥甘厚味(ひかんこうみ)と呼ぶ、脂物、甘い物、味の濃い物と冷たい飲食物は極力控えましょう。


🔶「腹痛」
日頃から胃腸が弱い方に見受けられます。冷たい物と一緒に飲食したり、単純に食べすぎたりで起こる腹痛の方が多いです。消化力を上げ、温めて止痛する漢方薬を使い腹痛をとっていきます。その後、腹八分目、且つ温かい消化の良い食べ物を摂るようお話します。


🔶「便秘」
脂物、甘い物、味の濃い物の食べ過ぎで、一時的な便秘であれば瀉下剤を使い、まず通じさせることを優先します。その後は、腹八分目の食事で、豆類、きのこ類、海藻類などの食物繊維を積極的に摂って、腸内環境とお通じを整えましょう。この時、強い瀉下剤を長期間連用するのは控えた方よいです。特に小さなお子さん、高齢者は、強い瀉下剤の使用は要注意です。必ず専門家と相談しながら使いましょう。


🔶「下痢」
まずは、止瀉剤をメインに下痢を止めることを優先します。その後、養生としては、便秘と同様で、腹八分目の食事で、且つ豆類、きのこ類、海藻類、発酵食品(味噌、ぬか漬け、納豆)などを摂って、お通じを整えていきます。
1点注意があります。急性の下痢の場合は、ウイルス性胃腸炎などの可能性があります。この場合、下痢を止めるべきでは無いため、まずはお医者さんへ相談しましょう。


上記に挙げたのは、あくまで一例です。胃腸の調子がいまいちという方は、お気軽にご相談ください。

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受験の養生

<徒然養生>



受験の養生

新年を迎え、受験生はラストスパートですね

試験に向けて、追い込み勉強も大事ですが、試験当日ベストパフォーマンスを引き出すためには、今から体調と生活習慣を整えることも大事です。

そこで今回は、受験生に向けた養生をご紹介します。


✨受験の養生✨


🔶毎日、十分な睡眠をとる
少しでも勉強を頑張ろうとして、睡眠を削って深夜まで勉強しがちですが、逆に最も能率を下げます。そして、免疫力を下げてしまいカゼを引きやすくなります。夜更かし厳禁ですよ。


🔶起床したら陽の光を浴びる
朝、陽の光を浴びることでセロトニン産生がアップします。セロトニンは精神を安定させ、不安やイライラを回避してくれますので、試験中のパフォーマンスが上がります。


🔶3度の食事をしっかり摂る
よく噛んで、温かい食べ物を腹八分目で食べる。
漢方で脳は髄の海と言われ、腎に属します。腎を養うには後天の本である食事が最も大事とされています。特に朝食は抜いたらダメですよ。


🔶睡眠の質を高める(就寝前にやるべき事)
①3時間前に食事を済ます。その後、間食しない
②1時間前にお風呂を済ます
③1時間前からスマホは見ない


🔶寝る前に感謝する
あなたの戦いは、決して独りじゃない。必ず家族が、友人が、周りの人があなたを応援し支えています。寝る前に応援してくれている人を思い出し、感謝すれば、必ず良い方向に動き出します。

 


さあ今日から、受験養生はじめましょう😊
良い結果につながることを願っています。
ファイト!!受験生

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