痰湿さんと冷水と養生

『痰湿さんと冷水と養生』


・舌苔が厚い
・便はベトベトで軟便
・暑くもないのに汗がでる
・重だるい倦怠感がある
・口臭、便臭が強い  など


これらは、痰湿を持っている人の特徴症状なんです。
思い当たりますか?(^^)

このような症状の相談を受けて、痰湿改善のお薬を出すとき、必ず説明することがあります。

「人肌以上の温かい白湯でお薬を飲んで下さい」と。

この説明を聞くと、ほとんどの方が

「冷たい水で飲んでは駄目なんですか?」

と聞かれます

「駄目なんです。」


理由は、
今の痰湿症状が出ている大きな要因は、冷たい飲食物を頻繁に摂っているため発生している症状だからです。
昔から「脾(胃腸)は生痰の源」と言われており、胃腸を冷やして消化吸収機能を落とすと、水をさばききれなくなり痰湿(病的な水)を生み出します。
また、消化吸収機能失調するので、お薬の効きも悪くなります。

痰湿の症状は、漢方薬を飲むだけでは回復を見込めません。

何よりも養生が大切。
養生とは、冷たい飲食物をできるだけ控えることです。

家庭にほぼ100%と言っていいくらい冷蔵庫が普及している現代は、すぐに冷たい物を飲食できるので、痰湿による体の不調になりやすくなっています。
よって、自分で冷たい飲食物を、どれだけ自制できるかにかかっています。

逆に言うと、漢方薬を飲まなくても、冷たい飲食物を摂らなければ、痰湿症状は回復していくとも言えます。

 


夏本番
キンキンに冷えた飲み物を欲しくなりますが、
少し体のことを考えて、その一杯を温かい飲み物にかえてみませんか


熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂

復活の柊(ひいらぎ)



写真は、春に芽が出た庭の柊(ヒイラギ)です。

この柊。去年の初冬は、枯れ木となっていた柊で、小枝を触れば、ボキボキと簡単に折れるほどでした。

「もう無理だな」と思い、このままだとシロアリがくるだろうから引っこ抜こうと考えていました。植木に知識のある方が、たまたま家に来ていて、柊をみて「根本あたりをのこぎりで切るとまた新しく芽がつくよ」と教えてくれました。

「本当かなぁ~」と半信半疑だったのが正直な気持ちです(^^)

いざ、のこぎりで根本を切ると、幹はカスカスの枯れた状態ではなく、幹は生きている色をしていました。これはいけると確信しました。

また、「肥料をたくさんあげなきゃいかんよ」とも教えて頂いていたので、冬から春にかけて、適宜、肥料をあげていたら、見事この春、芽が出た次第です。

”柊の葉、艶があって、生命力に溢れています”

 


芽が出たを見て、はっと思いました。
を同時に行った、中医学の基本的な治法と同じだったからです。

この柊は、中医学でいう腎精と言われる生命エネルギーがまだ残っており、枯れたものが邪魔をして腎精が減りつつあったのと、次の新芽が物理的に出せずにいただけでした。

不要な物をとり(瀉)、肥料(補)で補ってあげれば元気を取り戻したわけです。

 

<ここからは養生が大事>
一度、枯れるまで弱っているので、この新芽がしっかりとした幹を作るまでは、適宜栄養を補い、害虫から守る等のサポート(養生)がとても重要になります。
これもまた人間と一緒ですね(^^)

早く、鬼を寄せつけないような立派なに育ってほしいものです。

頭痛の原因は人それぞれ

頭痛と言っても、体質、生活習慣、環境などで原因が異なってきます。
今回は、相談でよくある頭痛タイプをピックアップして、原因と痛みの特徴、養生法をお話します。

 


■肩こりから頭痛


長時間の同じ姿勢、パソコン仕事、長時間スマホなど、生活の中で肩をあまり動かさない状態が続くと、肩周りの筋肉が凝り固まり、血の巡りが悪くなり、頭へ血が回らず頭痛が発生します。
後頭部から頭全体に締め付ける様な痛みが特徴です。
頭痛を和らげる、または起こらないようにするには、肩周りの筋肉を動かしてあげて、血の巡りを良くし、筋肉の凝りを和らげてあげることです。
次のような体操をするとよいですよ!!

 

 


■生理前後に来る頭痛


生理時、血液が多く消費されることにより、血の栄養、量ともに不足し、頭まで滋養することができず頭痛が発生します。
漢方で血虚と呼ばれる、血液が不足している人に起こりがちです。
ズキンズキンと波打つ強い痛みが特徴です。
毎日の食事で血を補うことと、頭まで滋養できるよう体を温めて血の巡りを良くしておくことが大事です。

 

 

 


■気候による頭痛


寒さによって血管が凝滞したり、低気圧による水の停滞、湿気が多い時期に体内の水の巡りが悪化して熱をもったりしての頭痛が発生します。
締めつける、又は張るような痛みが起こるのが特徴です。
すでに寒さで頭痛の場合は、しょうが湯などで体の中から温め、血の巡りを良くさせます。
日頃から一枚羽織るもの常備するなどして、体が冷えないようにしましょう。

次に、水の巡りが悪い場合は、毎日の食事に水の巡りを良くする食材を摂り入れるといいです。
肥甘厚味と言って、甘い物、味の濃い物、脂物、お酒などの摂りすぎないようにしましょう。



そして、日頃から少し息が上がる程度の運動を適度に行い、お風呂にしっかりつかって体を温めて体の水の巡りを良くしておくとよいです。

 

 

 


■ストレスによる頭痛


人間関係、仕事などで、長期間のストレス受け続けると、気血の巡りが停滞し、熱が溜まり、その熱が頭へ上り頭痛を発生させます。
頭が張るような痛みが頻繁に起こる特徴があります。
人間関係、仕事は簡単に回避ができないと思います。ストレスが発散できる場を作りましょう。
信頼できる友達、家族に話すだけでも気持ちが楽になりストレスを発散できますし、趣味に没頭するのもよいです。
そして、ストレスを受けた時は、次のような深い深呼吸をしましょう。


また、気血の巡りを良くし、頭にあがった熱を降ろす漢方薬を使うのもおすすめです。

 

 


■疲れによる頭痛


過度な労働、運動などで体を養うエネルギー不足に陥り、頭まで栄養が巡らすことができないと頭痛が発生します。
長引き、シクシクする痛みが特徴です。
仕事が忙しくて、食事、睡眠、休息をおろそかにしている方に多い頭痛です。
食事をしっかりとって、十分に睡眠をとり、体を休ませて疲労を回復することが先決です。


食事をしっかり摂らないといけないですが、1つだけ注意しないといけません。
疲れすぎて食欲も湧いていないときに、元気をつけようとして、焼き肉など消化の悪い物を無理に食べるのはNGです。
消化の良いものをよく噛み、腹八分目を継続する方が疲労の回復は早いです。

 


他にも原因はあります。辛い頭痛でお悩みの方は一度ご相談下さい。

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂