はじめての漢方
漢方は、体の崩れたバランスを調整し
不調の原因を根本から改善することを
目的としています。
漢方薬は、自然の植物・動物生薬を組み合わせて作るお薬です。
複数の効能を持つ生薬が組み合わさることによって
複雑な症状に対応することができます。
【 漢方が得意とするところ 】
- ・検査では異常なしだが体の調子が悪い
- ・病院へ行くほどではない症状
- ・気のせい、歳のせいと言われるが、辛い症状
- ・体質を改善
菜の花漢方堂では、「中西医結合」という考えのもと、
西洋医学と中医学を併せることにより、
体の調子が良い結果へ進む漢方薬を提案いたします。
漢方相談(予約制)について
菜の花漢方堂では、漢方相談を予約制としております。
(初回相談時間は1時間ほど)
お客様一人にしっかりお時間をとって、
お悩みの症状・体質・生活習慣などをお伺いし、
最適な漢方薬と養生方法をご提案させていただくためです。
漢方相談と言うと身構えてしまい、緊張されるお客様もいらっしゃいますが、
世間話をするくらいのお気持ちでお越しください。
ZOOMやSkypeなどを利用したオンラインでのご相談も可能ですので、
ご連絡の際に「オンライン相談希望」とお伝え下さい。
※相談のみの場合は、2,000円(税別)の相談料を頂戴しております。
尚、当店で商品をご購入の場合、相談料は頂きません。
Zoom、Skype等でのご相談も可能です。
1.ご予約
お電話にて希望する相談日時をご予約ください。
Skype、Zoomなどインターネットでのオンライン相談も可能です。
2.ご準備頂くもの*必須ではありません
お薬手帳、病院の検査結果、健康診断結果などで
症状の状態、治療経過がわかります。
お持ちくださると参考になります。
3.ご来店
お車でご来店の方は店舗前に駐車場2台ございます。
場所はMAPにてご確認ください。
4.相談(カウンセリング)
お困りの症状、お身体の状態、体質、生活習慣などを
お聞かせ頂きながら、中医学に基づいて原因を見つけていきます。
5.漢方薬の選定
と説明
お困り症状に対して、中医学に基づき、体質も配慮した漢方薬を選定します。
症状に応じて、漢方薬が複数になることがございます。
お薬の効能、剤形、飲み方、服用期間、費用などをご説明させて頂きます。
ご了承いただいてからお薬を準備致します。
6.お会計
クレジットカード、電子マネーも使えます。
※一部のクレジットカード、電子マネーがご利用出来ない場合がございます。
7.アフターフォロー
ご購入の漢方薬について気になること、ご不明な点などございましたら、 お電話・LINEなどでお気軽にお問い合わせください。 LINEは、営業時間外でのお問い合わせの場合、 翌営業日に回答させていただいておりますので予めご了承ください。
漢方相談で、ご心配される点の1つに費用があると思います。 200~900円/日くらいを目安とお考えください。
ご相談時に希望されるご予算をお聞かせください。
30代 女性
貧血による立ちくらみと便秘のお悩み。
150円/日
50代 女性
肩こりがひどく、時々ひどい頭痛のお悩み。
370円/日
20代 男性
食べるとすぐに下痢をし、疲れやすいというお悩み。
330円/日
※・医療保険は適用外です。
・上記は目安です。お客様の体質等により服用期間、費用は変わります。
・上記費用は、1ヶ月ほど服用時の1日あたりの金額(税別)です。
漢方とは?
大陸から伝わってきた東洋医学(以後:中医学)が日本の風土、体質に合わせて独自に発展していったものを漢方といいます。 漢方と言う時は薬だけではなく、鍼灸、養生法なども含めています。 漢方の基となる中医学には、三因制宜(さんいんせいぎ)という考えがあります。 三因制宜とは、気候、住む場所、性別、年齢、体質、仕事などを根拠に分析して、その人に適した診断を行い、お薬を処方するという教えです。 よって、日本で独自に漢方として発展したことは中医学に則った自然なことだったのかもしれません。
漢方では、どんな時に病気と考える?
中医学では、身体のバランスが崩れた時を病気と考えており、 バランスが崩れる原因を「内因」、「外因」、「不内外因」の3つに分類しています。 感情の偏りが⾧期間続くなどが原因になることを「内因」といい、喜・怒・思・悲・憂・恐・驚の7つの感情(七情)に分けています。 仕事などでストレスを受けて胃腸障害を起こすのは内因の代表例です。 次に身体の外の環境が原因になることを「外因」といい、 風・寒・暑・湿・燥・火の6つの邪気に分けています。 例えば、夏の暑さに負け食欲不振になるなどは外因の一例です。 そして、主に不摂生な生活習慣が原因になることを「不内外因」としています。 運動不足、不規則な食事などが代表例です。漢方は、身体のバランスに重きを置くので、病気まで至っていない未病に対応することが得意です。
漢方の五臓は、現代医学の五臓と同義ではありません。
漢方での五臓は、肝・心・脾・肺・腎に分かれています。現代医学の肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓という臓器と同義ではありません。 『肝』は、肝臓も含みますが機能として、全身の気血の流れを調整する疏泄作用を持ち、また血を貯蔵し全身の血量の調節する蔵血作用を持つと考えています。 『心』は、全身に血を巡らせるポンプ機能(現代医学の心臓の機能と同じです)と、思考・意識など精神を制御する作用を併せ持つと考えます。 『脾』は、現代医学でいう胃腸あたりを指し、食べた物の消化と運搬する運化作用や、消化された食べ物を取り込んで胸中へ運ぶ昇清作用、そして、 血が脈外へ漏れ出たりしないよう留める統血作用を併せ持つと考えます。 『肺』は、呼吸で外界から清気(酸素O2)を取り込み、気や津液(血液以外の体液)を下へ降ろす粛降作用と、呼吸で外界へ濁気(二酸化炭素CO2)を排出し、気や津液などを全身に散布する宣発作用を併せ持つと考えます。 『腎』は、きれいな津液は戻し、不要な津液は膀胱へ送り尿として排出する主水作用(現代医学の腎臓機能と同じ)や、 先程述べた肺の粛降作用で運ばれた気や津液を納める納気作用、人体の生長・発育・生殖にかかわる腎精を蔵する蔵精作用を併せ持つと考えます。
漢方で感情の偏りは重要な情報です
前述した七情は五臓(肝・心・脾・肺・腎)に大きく影響を与えると考えます。 「怒」は肝と関係し、カッカする怒りや我慢する怒りは気血が上がりっぱなしになり、肝を傷つけます。 「喜」は心と関係し、喜びすぎると気がゆるみ、精神が不安定になり心を傷つけます。 「憂、思」は脾と関係し、思い、憂い、考えすぎると気が滞り、消化吸収が滞り、脾を傷つけます。 「悲」は肺と関係し、悲しみが過ぎると気が消えてしまい、呼吸器系にトラブルが起こり、肺を傷つけます。 「恐、驚」は腎と深く関係し、怖がりすぎたり、驚きすぎたりすると気が下がったり乱れたりして、腎が傷つき、失禁や白髪の増加などを引き起こします。
漢方薬と生薬の違いは
生薬とは、薬効を持つ植物(根・茎・葉・果実・種子・樹皮)、動物(臓器・角・殻・皮・分泌物・排泄物)、昆虫、鉱物、菌類などを指します。 漢方薬は、一定の配合規則に従って生薬を組み合わせたものです。よって、効能効果や、どういった症状に処方されるか等が定まっています。