低気圧の体調不良への養生

<徒然養生>


低気圧での体調不良

雨、台風など低気圧が近づいてくると頭痛、めまい、疲労感、だるいなどの体調不良を訴える相談をよく受けます。


イメージを掴んでもらうために、気圧が下がるということは、いわゆる高地にいる状態の様なもので、高山病に近いことが体で起こっていると相談でお話します。


気圧が下がると、体を抑えている圧が緩むので浮腫やすくなります。これは、体の水の巡りが悪くなっている、言い換えると水の排出がうまくいっていなサイン。水の排出は、血の巡りと深く関係、特に血の戻す方の巡りが悪くなっていると言えます。


症状がひどい時は、漢方薬でのケアを優先させます。
症状が軽い、または予防では、次の養生をオススメしています。


<養生>
・体を冷やさない
・冷たい飲食物を控え、温かい食事を摂る
・脂物、甘い物、味の濃い物の摂取を控える
・温かいお風呂に入浴する
・足の踵(かかと)上げをする(暇があれば頻繁にしましょう)



・深い深ーい深呼吸をする


鼻から5秒かけて息を吸い
口から15秒以上かけて息を吐く
この時、お腹をへこませて、背中につけるくらいのイメージで



養生は出来るところから少しずつが実践することが継続のコツです!!
上に挙げた養生で低気圧による体調不良が少しでも緩和されれば幸いです(^^)


熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

耳鳴りに『滋腎通耳湯』!!

耳鳴り、聴力低下、めまいに効能がある『滋腎通耳湯』をご紹介します。



滋腎通耳湯は、セミの鳴くような「ジージー」、高い音の「キーーン」などの耳鳴りや、耳が聞こえにくくなった方にオススメしています

 


<症状が起こるメカニズム>
西洋医学的にみると、耳鳴り、聴力低下は、
1つのメカニズムとして、内耳の有毛細胞に異常が起こることにより
脳への音信号伝達にも異常が生じることで起こります。

中医学的に見てみます。
耳で拾った音は脳で識別されます。この耳と脳は、腎に属しています。
耳鳴り、聴力低下は、腎の機能が低下(腎虚)、衰えることによって起こります。

 


腎の機能を低下させる原因は、


・加齢(老化)
・夜型生活での睡眠不足
・冷たい飲食物の摂り過ぎ、薄着等で体を冷やす
・過労
・性生活の不摂生


などです。

また、ストレスにより肝の機能が低下すると、腎精にもなる肝の血が不足します。
腎の機能も低下し、ストレス性の耳鳴り、聴力低下が起こります。

 


<滋腎通耳湯の構成>


・血を補い、巡らせる。血は精にもなる為、腎精を補っている(補血行血、補腎精)
当帰、地黄、川芎、芍薬

・肝の気の巡りを良くする(疏肝解鬱)
柴胡、芍薬

・気の滞りを取り、巡らせる。鎮痙、鎮痛に働く(行気止痛)
白芷、香附子

・主に上焦(上半身)の虚熱を清熱する(清熱瀉火)
柴胡、黄芩、知母、黄柏

 


<価格>



90包入 11,550円※
価格は、すべて税込みです。

※ご希望がございましたら、1包単位で販売できます。

 

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂

冠元顆粒~肩こり、頭痛、めまい、動悸~

高血圧傾向での頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸に効能がある『冠元顆粒』をご紹介します。



冠元顆粒は、中医学で『瘀血(おけつ)』と呼ぶ、ドロドロ血液になっている人におすすめします。


瘀血と頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸が起こる関係を簡単ですがイメージでお話します。

 


<症状が起こるメカニズム>


瘀血(=ドロドロ血液)だと太い血管、細い血管とも、血液の流れが悪くなります。
よって、血液を体全体に送り出すためには、いつもより血液を強く押す力が必要になります。
これが、血圧が高くなる一つの要因です。
ちなみに、全血管の99%は細い血管、1%が太い血管の比率だと言われています。細い血管の血の流れが良くなれば、圧力が分散するので、血を送り出す圧力を弱めることができます。



では、その細い血管に着目してみましょう。
細い血管の血液がドロドロで流れが悪いと、体の末端まで栄養が行き渡りにくくなり、且つ不要になった老廃物を運び出す量が少なくなります。
これによって起こるのが、肩こり、頭痛、頭重です。

次に血液が行き渡らないということは、水分も比例して行き渡りません。また筋肉のこりもあいまって、リンパ液などの水の巡りが悪くなります。ここで影響を受ける1つが、体の平衡感覚を司る三半規管であり、これが原因でめまいを起こすと考えられます。

最後に一番怖いのは、強い圧力で血液を押し出し続けなければならない心臓への負担です。長期間にわたって心臓には負担がかかります。
すると次第に拍動が正しく行われなくなり、動悸が起こりだします。
放っておくと重大な心疾患をもたらす可能性が高くなります。

 


<瘀血に気づくには>
瘀血は、体にサインを出しています。
サインを見つけて、体が瘀血状態だと気づくことが重要です。

瘀血のサインの一例


・目のクマができる
・肌荒れ
・顔のくすみ、シミ・ソバカスが多い
・舌、唇が紫、
・胸や下腹が痛む(刺すような痛みで場所が固定)
・生理時、黒い経血や血塊
・アザができやすい
など

心当たりがある方は、瘀血状態かもしれません。

 


<冠元顆粒の構成>
冠元顆粒を構成している生薬をご紹介します。


・血液を活き活きさせ、瘀血を解消する(活血化瘀)
丹参、紅花、川芎、芍薬
・気血水の巡りを良くし、痛みを止める(理気止痛)
木香、香附子


『冠元顆粒』で血の状態を良くして、肩こり、頭痛等を起こしにくい体作りをしましょう!!

 


<価格>



90包入 13,882円※
45包入 7,370円
価格は、税込みです。

※ご希望がございましたら、1包単位で販売できます。

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂