この仕事をしていて良かったと思うこと

お店であった、ちょっとほっこりしたことを書きます。

先日の正午過ぎ、そろそろお昼にしようかなと考えていたら
店のドアが開いて、60代くらいの男性客がご来店。

平日のお昼に、男性のお客さん(以降、お父さん)は珍しいなと思っていたら
開口一番

「耳鳴りに良い薬はある?」

と元気な声で話されました。

「ご本人様が耳鳴りですか?」

と尋ねると

「違う違う、カミさんが耳鳴りで・・・」

お話を聞いていくと、奥さんが何年も耳鳴りに苦しんでいるということでした。

ご本人では無い為、入手する情報は少ない中、得た情報から漢方薬を提案し、
ご購入くださることになりました。

会計の時です。

「当店は、チラシか何かでお知りになってですか?」

と尋ねたら、
このお父さん、近所の方ではなく、
仕事で50km程離れた隣の市から来られていて
車で当店の前を通った時、のぼりに書かれている耳鳴りを見て、来店してくださいました。

私は、それを聞いて驚きました。

だってですよ、

車を運転していて、ぱっと目に入った「耳鳴りののぼり」をみて
良い薬があったら、奥さんに買っていこうとなるのは、

奥さんの耳鳴りをいつも気遣っていないと思いつかないですし、行動に移せないことだからです。
このお父さんの奥さんを思う気持ちが伝わってきて、とても心が温かくなりました。

そのお父さん、財布からお金を出す時、
「俺のお小遣いが、カミさんで、無くなっていくーー」と

温かい笑顔で

嬉しそうに

照れくさそうに

話されました。

「奥さん喜んでくれるといいですね」と心のなかで思いながらお釣りを渡しました。

 


この仕事をしていて良かったと思うことは、
人の心の温かさに触れたときです

 


また仕事で、店の近くに来るそうなので、来店されたら奥さんの

耳鳴りが良くなっているか聞こうと思っています。

でも、このお父さん。
効果があったか、なかったかは、ご来店された時に顔ですぐ判断できそうなので

ちょっとドキドキしてますが、いま楽しみに待っています(^^)

血液サラサラ(^^)b、瘀血サヨナラ(^^)/~~

菜の花漢方堂のブログ始めます(^^)

中医学・漢方・養生・健康情報などを中心に書こうと思いますが、
お固いブログにしたくない思いもあり、たまに違うことも書いていきます。
どうぞよろしくお願いします。

さて人生初めてのブログ。何を書こうかと思いましたが、最初は中医学からテーマを選びました。
それは、『血』です。

中医学で『血』使った言葉、病名、薬名は数え切れない程あり、とても重要であることを意味しています。
その中で様々な病気と絡む『瘀血(おけつ)』について話します。

瘀血は、言い換えると「ドロドロの血液」のことです。
テレビの健康番組で、ドロドロした血液の映像がよく流れているのでイメージが付きやすいと思います。

人体の血管は、約99%が細い血管と言われており、この細い血管内の血が瘀血で流れが悪いと


・栄養が隅々まで運べない
・末端から老廃物を排出できない
・血管の内壁が傷む


などが原因で体全体がダメージを受けます。

血液の状態は、生活習慣で少しずつ悪化することが多い為、気づきにくいのが特徴です。
でも、体はサインを出しているんです。

一例をあげると


・目のクマができる
・肌荒れ
・顔のくすみ、シミ・ソバカスが多い
・舌、唇が紫、
・胸や下腹が痛む(刺すような痛みで場所が固定)
・生理時、黒い経血や血塊
・アザができやすい
・肩こり


これらのサインを放っておくと、


心疾患、動脈硬化、脳卒中、認知症、糖尿病…


などの重大な疾患につながっていきます。
ですので、まずは体のサインに気づいてあげることが重要です。

軽い瘀血であれば、食事、運動など生活習慣の見直しで戻していけます。
瘀血が進んでしまった場合でも、生活習慣の見直しに加えて、活血化瘀の漢方薬を用いて、サラサラの健康な血液に戻していくことができます。
※瘀血を解消して、血液を活き活きさせる

最後に瘀血解消に良い食材の一例を載せます。
日々の食事にとり入れてみてください。


 

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂