肝の不調を知るには

<徒然養生>



肝の不調を知るには

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれています。
健康診断の結果では許容範囲内でも体へサインは送っています。

少しでも早く肝臓の不調を知るために
中医学の蔵象学説にある五臓と体の部位は一連に関係するという考えを使うと良いですよ!!

そこには、
『肝は、その華(はな:外への現れ)は爪にあり、筋を充たし、目に開竅(かいきょう)する』と記載されています。

これを踏まえて体への肝の不調サインは以下です。


・爪が薄い、割れやすい
・足がよくつる
・目がかすむ
・ドライアイ
・まぶたがピクピク動く
・鏡で舌を見ると舌の震えがとまらない


では肝を不調にする原因は何かというと


・少食
・偏食
・目の酷使
・過剰な飲酒
・運動不足
・過労
・強いストレス


等が積み重なる事です。

まず、できるところから、少しずつ
生活習慣を改善していきましょう(^^)


熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

低気圧の体調不良への養生

<徒然養生>


低気圧での体調不良

雨、台風など低気圧が近づいてくると頭痛、めまい、疲労感、だるいなどの体調不良を訴える相談をよく受けます。


イメージを掴んでもらうために、気圧が下がるということは、いわゆる高地にいる状態の様なもので、高山病に近いことが体で起こっていると相談でお話します。


気圧が下がると、体を抑えている圧が緩むので浮腫やすくなります。これは、体の水の巡りが悪くなっている、言い換えると水の排出がうまくいっていなサイン。水の排出は、血の巡りと深く関係、特に血の戻す方の巡りが悪くなっていると言えます。


症状がひどい時は、漢方薬でのケアを優先させます。
症状が軽い、または予防では、次の養生をオススメしています。


<養生>
・体を冷やさない
・冷たい飲食物を控え、温かい食事を摂る
・脂物、甘い物、味の濃い物の摂取を控える
・温かいお風呂に入浴する
・足の踵(かかと)上げをする(暇があれば頻繁にしましょう)



・深い深ーい深呼吸をする


鼻から5秒かけて息を吸い
口から15秒以上かけて息を吐く
この時、お腹をへこませて、背中につけるくらいのイメージで



養生は出来るところから少しずつが実践することが継続のコツです!!
上に挙げた養生で低気圧による体調不良が少しでも緩和されれば幸いです(^^)


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