年末の疲れは漢方で


『年末の疲れは漢方で』

年末は仕事も家事も忙しく疲れがたまる時期です。

疲れは免疫力を下げて、風邪やインフルエンザに罹りやすくなってしまいます。
年末年始の長期休みを元気に楽しく過ごすための、疲労回復漢方薬をご紹介します。


<<漢方薬>>


忙しく動いて肉体的に疲れた時


麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)

 


仕事や受験勉強で頭が疲れた時


能活精(のうかっせい)

 


慢性的な虚弱体質、病後の体力低下で疲れやすい時に


複方霊黄参丸(ふくほうれいおうさんがん)
霊鹿参(れいろくさん)

 


睡眠の質が悪く疲れがとれない時


酸棗仁湯顆粒(さんそうにんとうかりゅう)
温胆湯(うんたんとう)

 


胃腸不調での栄養不足で疲れが回復しづらい時


健胃顆粒(けんいかりゅう)
健脾散エキス顆粒(けんぴさんえきすかりゅう)

 


次に疲れへの養生をご紹介します。
<<養生>>


🔶疲れていると胃腸も弱り気味です。
消化の良い、温かい物を腹八分目で食べて、胃腸を労りましょう。
焼肉、うなぎなどを元気づけに食べがちですが、消化に負担がかかり逆効果になる可能性があります。


🔶冷たい飲食物は避ける
体内が冷えると疲労回復が遅れます


🔶カフェインが入った飲み物を摂りすぎない。
睡眠の質を下げて疲れがとれにくくなります。


🔶夜更かしせず、日付が変わる前には就寝を
睡眠時間は7時間位を目安にしましょう。疲労回復は何より睡眠です(^^)

 


以上、疲れへの漢方薬と養生をご紹介しました。
冒頭でも述べていますが、漢方を活用し、楽しく元気に年末年始をお過ごしください。


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談して適切な漢方薬を購入し服用してください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

その不調、秋バテかも


『その不調、秋バテかも』

9月に入っても昼間は30℃を超える暑さが続きますが、朝夕は少しずつ涼しくなってきました(^^)

今夏のような猛暑後は、次のような症状を訴える方が増えます


🔹疲れがとれない
🔹朝起きるのがつらい
🔹元気が出ない
🔹だるい
🔹食欲がない


夏の暑さで大量の汗をかく等、体は勝手にエネルギー🔥をたくさん使います。
この時、十分に睡眠🥱をとっていなかったり、過労、少食、偏食などをしていると、体の疲労と修復不足が蓄積し、秋の入り口で体に不調がでてきます。

最近では、これを秋バテと言います。

酷暑と言われた今夏の後は、秋バテの方が多いと感じます😌

秋バテは、体の中で不足している物を補い、体を立て直していく必要があります。
それでは、漢方薬と養生をご紹介します。


<漢方薬>


主に疲労で体が弱っている


麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)
霊鹿参(れいろくさん)


主に食欲不振


健胃顆粒(けんいかりゅう)
香砂六君子湯(こうしゃりっくんしとう)
救心感應丸氣(きゅうしんかんのうがんき)


主にやる気が起きない


複方霊黄参丸(ふくほうれいおうさんがん)
救心感應丸氣(きゅうしんかんのうがんき)

 


<養生>


養生は、無理をせず、体に負担をかけないことを優先します。


🔸十分な睡眠(日付が変わる前に就寝)
🔸胃腸にやさしい、滋養のある温かい食べ物を摂る


おすすめ食材
かぼちゃ、人参、れんこん
米🌾、里芋、山芋、さつまいも
きのこ類
サンマ、イワシ


🔸冷たい飲食物、生ものは控える
🔸日中に太陽の光をしっかりと浴びる


ご紹介した養生で、秋バテを解消し、元気に健やかに秋を楽しみ、満喫しましょう😊

 


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談して適切な漢方薬を購入し服用してください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

夏場の疲れは早めの回復と休養を

<徒然養生>


夏場の疲れは早めの回復と休養を

暑い時期は、たくさん汗💦をかくため、🔥エネルギー(気)と💧水分(陰)を失います。
急激な水分の消耗は、水分を含む血液も減っていきます。
水の量が少ない川の流れが悪くなるのと同じで、血量が少ないと流れが悪くなります。また、末端まで栄養を運ぶ量も減ると同時に、老廃物を持って返る量も減ります。
よって、どんどん疲労がたまる負のスパイラルに陥ります。

疲労が蓄積して起こることは


🔹ちょっとした運動(階段の上り等)で動悸、息切れ
🔹倦怠感が抜けない
🔹胃もたれを起こしやすい
🔹食が細る
🔹喋るのが億劫になる。声がか細くなる
🔹むくみやすい


などです。

養生としては


🔸日付が変わる前に就寝し、十分な睡眠をとる
🔸朝食は必ず食べる。消化の良い温かい物で
  お粥などがオススメ
🔸冷たい飲食物は極力避ける
🔸過労はさける
  調整難しいですが、少しでも早く帰宅し休養を
🔸プライベートな時間をもうけて、リラックス


などです

上記に挙げた日々の養生が重要ですが、最初の回復を加速するため、漢方薬の助けを借りるのも有効です。

相談をしていると、夏に頑張りすぎて、秋にバテてしまい、冬まで引きずる方もおられます。

今からしっかり休養して元気を取り戻しておきましょう😊

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂