秋の食養生

<徒然養生>


秋の食養生

秋は、湿度の高い夏から湿度が低い冬へ、大きく変化する時期🍁
この変化に体が対応できず、乾燥による


🔹空咳
🔹便秘
🔹口/鼻/のど/肌の乾燥


などの不調がでやすくなります。

乾燥に対して、白い食材で潤いを補うという考えが中医学にあります✨
おすすめの食材をご紹介致します。
ぜひ食事に取り入れてみてください。


<おすすめ食材>
🔸れんこん、長芋、里芋、大根
🔸白菜、白ネギ、白きくらげ、ゆり根
🔸しめじ、白ごま、梨
🔸サンマ、イワシなどの白身の魚


ご紹介の食材で体を潤し💧、乾燥の秋🍁を健やかに乗り切りましょう😊

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

便秘

徒然養生



便秘

毎日のお通じがない(T-T)
とても不快ですし、辛いですね。
放っておくと体の不調を助長したりします。

原因を挙げれば様々あり、重複もします。


1)食物繊維不足、甘い物の摂りすぎ
2)大量発汗(スポーツ等)による腸内の水分不足
3)加齢や長期寝たきりで大腸の蠕動運動低下
4)職場、転勤、結婚、旅行先などの環境変化(ストレス)
5)便意の我慢(運転手等のお仕事上)
等々


原因によって、使う漢方薬は変わってきますので専門家と相談しながら決めると良いですよ(^^)
養生は特にどの原因に対しても基本変わりません。


<便秘の養生>
a)よく噛んで食べる
b)腹八分目で食べすぎない
c)冷たい飲食物は避ける
d)食物繊維の豊富な食材をバランス良く食事に加える
 大豆、小豆等の豆類
 里芋、さつまいも、こんにゃくなどの芋類
 ごぼう、白菜、青菜などの野菜類
 しめじ、しいたけ、えのきなどのキノコ類
 わかめ、ひじき、もずくなどの海藻類
e)動ける人は、適度な運動を行う
f)夕食と寝るまでの間を3時間以上あける
g)早寝早起きして、朝に排便を持っていくリズムを作る


いきなり全部の養生を取り入れるのは無理だと思います。続かないです。
出来るところから取り入れてみて下さいね。

経験則ですが、a)~d)を取り入れるだけで便秘は解消する方が多いです。

補足ですが、大腸の蠕動運動低下や環境変化のストレス性便秘は漢方薬の助けをかりながら、養生との併用で改善をはかると良いです。

<注意>
ご妊娠中の便秘時は、瀉下剤を使う前に
医師、薬剤師、登録販売者などの専門家に相談しましょう

本投稿が、つらーい便秘の解消にお役立てれば幸いです(^^)

お通じ

<徒然養生>


お通じ

毎日お便りありますか?
手紙のことではなくて、ウンチのことです(^^;


毎日、決まった時間に黄土色のバナナ状ウンチがスッキリ出ることが理想です。
相談でお聞きしていると、理想のウンチが毎日出ている方は少ないです。
ウンチは、大便と言うだけあって、大きなお便り。
今の体調を教えてくれる大切な情報源です。
タイプ別に養生を挙げていきます。
思い当たる方は養生を実践して、良いお通じにしていきましょう(^^)。

 


◆コロコロ乾燥した兎糞状のウンチ


これは、陰虚と言って、潤い不足!!
レンコン、ゴボウ、白菜、きゅうり、こんにゃく、はちみつ、リンゴ、バナナなどを日頃から摂り入れましょう。
そして、脂っこい物、辛い物、濃い味の物、過度なお酒、冷たい飲食物は控えましょう。

 


◆軟らかいウンチ


これは、脾虚と言って、胃腸が弱っている状態!!
早食い、よく噛まない、冷たい飲み物と一緒に食事をとる人に多いです。
かぼちゃ、ごはん、山芋、さつまいも、きのこ類、お味噌、大豆など豆類などをよく噛んで、腹八分目で食べて、少しずつ胃腸を強くしていことが大事です。冷たい飲食物は極力摂らないようにしましょう。

 


◆べとべとウンチ(便器にベタッとついてしまうようなウンチ)


これは、痰湿という病的な水が溜まっている状態!!
痰湿の場合、最優先ですべきことは、脂っこい物、辛い物、濃い味の物、過度なお酒、冷たい飲食物、生ものを控えること。
そして、食材にきのこ類、海藻類などを取り入れると痰湿がとれやすくなります。

 


◆乾燥した硬いうんちがでたり、軟らかいうんちが交互にでたりする


これは、気滞と言って、ストレスが溜まっている方に多いです!!
一番はストレスを避けることです。楽しく集中できることをみつけ、嫌なことを忘れることが大事です。
ミツバ、しそ、セロリなどの芳香野菜、みかんなどの柑橘類などを積極的に摂って滞っている気を巡らせましょう。
規則正しい生活を心がけ、朝起きたら朝日を浴びると良いです。

 


冒頭で述べましたが、ウンチは、体の状態を私達に教えてくれています。
しっかりウンチを見て、体の状態を把握し、
悪いところは養生で立て直して行きましょう(^^)


熊本 菊陽町 菜の花漢方堂