夏カゼ予防の養生

<徒然養生>



夏カゼ予防の養生

夏カゼの大きな特徴を挙げると
食欲不振、嘔吐、下痢、発熱、頭重
です。

夏カゼになるメカニズムを考えてみますと大きく2つの要因があります。


1つ目は、冷たい飲食物をとってしまい胃腸機能を低下させてしまう。冷えて空気が乾燥している家、会社、学校、お店などの冷房の室内では一層、胃腸機能を低下させやすいです。


2つ目は、外から冷房のきいた室内に入り、汗がいえる前に冷えた空気で体が冷やされ、冷えが入り込み、発熱などが起こる


夏風邪を引いてしまった場合は、漢方薬を使うことをオススメします。できる限り早く漢方薬を使うことがポイントです。夏カゼをこじらすかどうかは、時間との勝負です。

 


ここからは、夏カゼ予防の養生をご紹介します。


🔸冷たい飲食物を避ける。(または胃腸を冷やさない工夫を)
冷房の部屋でのデスクワークの人は、冷たい飲み物は摂らない
そうめん、冷やし中華などの時は、温かい汁物やお茶と一緒に、そしてよく噛むこと

🔸温性の食材を毎日の食事に摂り入れましょう
生姜、しそ、ねぎ、玉ねぎ、みょうがなど

🔸風邪が入り込む首元、背中等を冷えから守る
タオルなどを首元に巻くと良いです。たくさん汗をかいているが、着替えできない場合は、背中へタオルを一枚いれると冷え予防になります


最近、相談を受けていると、冷房の部屋に長時間居るデスクワークのお仕事の人に夏カゼが多かったので、今回の養生を書きました。

上記、養生を実践して健康に夏を乗り切りましょう😊

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

日本の夏🌻、胃腸の冬

徒然養生



日本の夏🌻、胃腸の冬

何の話?と思われた方が多いと思います😆

まずは昔話を聞いてください。

日本で冷蔵庫が普及し始めたのは昭和30年代後半。そして、昭和50年あたりで、ほぼ全世帯が保有するようになりました。
この間、わずか10年ちょっと。
驚くべきスピードで冷蔵庫は普及し、長期保存ができて、且つ冷たい物がいつでも飲食できるようになりました。

でも・・・
人の体は10年ちょっとで劇的な進化もしないですし、冷たい物への順応もできません。

昭和50年代あたりから夏なのに胃腸が冬の寒さにさらされることになります。胃腸の冬の時代といっても過言ではないです。

ところで、冷蔵庫の温度をご存じですか❓
設定にもよりますが、約2〜6℃です。
体温と約30℃の差があります。

想像してみてください。
約2〜6℃の飲み物が一気に胃腸に入ってきたら・・・
そりゃもう、胃腸を中心に何が起こったかもわからないうちに、内臓はフリーズ状態になります。
そう、冬にかじかんで動きが悪くなるのと一緒で、冷えた内臓は動きが悪くなってしまいます。

このとき、急性で起こってくる不調としては


・消化不良
・腹が痛くなる
・下痢
など


毎日続ければ、もっと重い不調を招くことにつながります。


では、
養生をご紹介します。と言っても単純明快です。

🔸夏でも常温以上の飲食物を摂るようにしましょう
🔸冷たい物を摂ったあとは、プラスで温かい飲食物をとりましょう
🔸生姜、紫蘇、ネギなどの温性の薬味を摂るようにしましょう


今回、養生というより
冷たい飲食物は、体にとって大きな負担だと言うことを知っていただきたくて書きました。

この夏、胃腸を冷やしての不調相談が少しでも減ることを願っています😊


熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

暑い時期の下痢、だるさ、感冒に勝湿顆粒

感冒、暑さによる食欲不振、急性胃腸炎、下痢、全身倦怠に効能がある『勝湿顆粒』(しょうしつかりゅう)をご紹介します。



暑く湿気が多くなる梅雨、夏の時期になってくると、冷たい飲み物、冷たい食べ物、生ものを多くとりがちです。冷たい物はよく噛まず、胃へ流し込むことができるため、多く食べすぎたり、胃腸を冷やしてしまいます。

胃腸の温度が下がると、食べ物を口、胃、腸へと運び、消化吸収し栄養を体全体に行き渡らせる運化(うんか)という機能が落ちると漢方では考えます。運化機能が落ちると、体に害をなす水分である湿が溜まり、たくさん留まると濁ってきます。この濁った状態を湿濁(しつだく)と呼び、


・消化不良
・下痢
・食欲不振
・急性胃腸炎


などの様々な悪い症状を引き起こします。

 


湿濁(しつだく)を示す体のサイン


・舌にベットリとした厚い苔
・不快な体臭
・尿が濁る
・便がベトベト(便器に便が付く)


です。

 


こんな時に活躍するのが芳香化湿薬と言われる『勝湿顆粒』。
配合されている生薬の藿香(かっこう)、蘇葉(そよう)、白芷(びゃくし)は、停滞している脾(消化器系)を香りで醒(さ)まし、胃腸機能の働きをととのえてくれます。そして、その他の10生薬も脾胃を健やかにし、症状を改善していきます。
2才未満から服用可能ですので、小さなお子様でも安心してお使い頂けます

 


<養生>
勝湿顆粒を服用しながら養生を合わせることで、回復を早めますので、以下の点を注意することをオススメします。


・冷たい飲食物は避け、温かい物を食べる
・消化の良い物をよく噛んで食べる
・肥甘厚味(甘い物、脂っこい物、お酒)を控える
・食事は、腹八分目の量を心がける
・適度な運動やお風呂に入り汗を出す

 


<構成生薬>
勝湿顆粒は、以下の生薬で構成されています。


芳香で胃の機能を亢進し、消化を助ける(芳香化濁)
藿香、紫蘇葉、白芷


発汗解熱作用を促す(解表)
紫蘇葉、白芷


胃腸機能の失調による水分の吸収、排泄障害を緩解する(健脾運湿利水)
厚朴、大腹皮、半夏、陳皮、茯苓、白朮


胃腸機能を回復させる(健脾和胃)
甘草、生姜、大棗


去痰止咳作用
桔梗

 


<価格>


90包入 11,000円
12包入 2,200円
価格は、税込みです。
※小分け販売も対応しております

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂