秋の風邪予防

徒然養生



秋の風邪予防

熊本もだいぶ気温も下がり、すっかり秋らしくなりました。
この時期、朝・夜の涼しさと昼間の温かさの差が大きくなります。
昼間が温かいのでついつい薄着になりがちですよね。

中医学では、カゼを引き込む”風寒邪”は、「首周り」、「手首」、「足首」の三首から入ると言われております。この三首を守って、カゼを予防しましょう。


具体的には
🔸スカーフ、タオルなどを首に掛けて、冷えを防ぐ
🔸手首を覆える長袖の服を用意しておき、冷えたら着る
🔸上着の一番上のボタンを締めて、首の冷えを防ぐ
🔸くるぶしをしっかり覆う靴下を履く


ほんの一手間で冷えから体を守ることができて、風邪予防になります。

秋の寒暖差が激しい時期は、三首を守って、元気に過ごしましょう!!

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

潤い不足にご注意を

徒然養生



潤い不足にご注意を

秋、冬は乾燥のシーズン。
潤い不足は、体の不調を招きやすくなります。
寝汗、上半身または手足のほてり、口が乾きやすい、空咳、ドライアイ、乾燥肌、乾燥便等
心当たりありませんか!?


中医学では血・津液(体液)・精※をあわせたものを陰液と言いまして、この陰液が不足した状態を潤い不足と言います
※精の説明は割愛します(^^;

話が飛びますが、
”黄帝内経”という約二千年前の最古の医学書に
秋、冬の養生に共通して「早く寝る」ということが記載されています。
睡眠不足が潤いを失うことは、昔からわかっていました。

よって、潤いを保つには
毎日、しっかり睡眠をとることです。
あわせて、目を使い過ぎると血を消耗しますので、目の酷使も注意してくださいね。

夜、寝る間も惜しんで、動画を長時間観たりするのは、一番、潤いを失っていく最悪の生活習慣。

心当たりのある方は、食べる物も大事ですが、
まずは、眠りの生活習慣を見直しましょう。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

関節痛の養生

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関節痛の養生

寒くなりはじめるこの時期から関節痛の相談が増加します。
関節痛をお持ちの方は悩ましい時期ですね。

関節痛の原因の1つに
寒湿邪が気血の流れを阻害すると漢方で考えます。

秋、冬の寒さからくる「寒邪」は、凝滞の性質を持ちます。
体の中でなにが起こるかというと、気血水の流れが寒さで滞り、関節部への滋養と老廃物の回収が円滑に行われなくなり、それが痛みとなって現れてきます。

次に「湿邪」(体に害を及ぼす病的な水)。
乾燥時期なのに湿邪?と思われるかもしれません。乾燥時期でも体に湿邪が侵襲してきます。
というより、自分で摂り入れていると言ったほうが正しいかもしれません。

この時期の湿邪は、飲食物が主な原因!!
甘い物、脂っこい物、甘い清涼飲料水、生もの、冷たい飲食物をを摂りすぎていると体に「湿」が溜まります。
湿邪は、重く下へ停滞する特徴があります。関節に水が溜まったり、むくみが生じたりします。


養生としては


★甘い物、脂っこい物、甘い清涼飲料水、生もの、冷たい飲食物を控える
★体を温める
 ->少し息が上がる程度の運動※
 ->温かいお風呂にしっかり入る
 ->患部を冷やさない。衣服等でしっかり保温
 ※無理のない範囲で運動。例えば膝痛で歩けない時は、座りながらできる運動を行う


まずは、
上記2つの養生を取り組んでみてください。
寒い時期の関節痛が、養生で少しでも緩和されると幸いです。

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂