夏本番(^^) 漢方で夏バテ知らず


『夏本番(^^) 漢方で夏バテ知らず』

やっと、九州の梅雨明けが発表されました。これから連日30℃超えの猛暑日が続く夏本番です。

この時期、相談で増えるのが皆さんご存知「夏バテ」

暑い状態が続くと、心臓がフル稼働して血液を送り出し、大量に汗を出します。
この時、🔥エネルギー(気)と💧水分(陰)を大量に失っています。
これが続くと、疲労、倦怠感、食欲不振を伴う夏バテになります。

まずは、次の養生で夏バテ予防が大切です。

<養生>


🔸無理は避ける
外での仕事、スポーツ、その他の野外活動で「もうちょっと頑張る」は暑い時期は避けましょう
🔸朝食は必ず食べる。消化の良い温かい物で
🔸日付が変わる前に就寝し、十分な睡眠をとる
🔸冷たい飲食物は極力避ける
冷たい飲み物と一緒に食事をするのは特に避けましょう

 


次に、夏バテ予防、または夏バテになってしまっている方へオススメする漢方薬をご紹介します。

<漢方薬>


麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)
外で汗をかいて活動する時にファーストチョイスで提案する漢方薬。
夏バテ予防にもよくご提案しています。


律鼓心(りっこしん)
暑い野外でいまから活動する時によくオススメしています。
また、野外活動をしていて動悸が起こった時にも良いです。


清暑益気湯(せいしょえっきとう)
すでに夏バテになり、体を回復させる時に良いです。

 


漢方薬と養生で、夏を元気に乗り切りましょう😊

 


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談して適切な漢方薬を購入し服用してください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

汗のかきすぎにご注意

徒然養生



汗のかきすぎにご注意


初夏なのに毎日、真夏並みに暑い🥵
最近の挨拶は「今日も暑いですね」😅
これが9月終わり頃まで続くかと思うとゾッとします。


暑くなってくると、汗のかきすぎでの疲れや熱中症に注意しないといけません。

汗は勝手に吹き出すのではなく、気(エネルギー)を使って汗が出ます。気と汗(陰)が同時に失われるので、中医学では、汗のかきすぎた状態を気陰両虚(きいんりょうきょ)と言います。
※汗がポタッと落ちた後は、勝手に汗は動かないでしょ(^^)

よって、大量に汗をかくとエネルギーと水分を大量に消耗し、疲れと気だるさを感じるようになります。
ひどい時は声を出して話すのも億劫な状態になります。ここまで疲れると回復にかなりの時間を要します。

余談ですが、
ホットヨガ、岩盤浴、サウナなどの汗をかく健康法も度が過ぎれば、同様に気陰両虚となり、逆に疲れを作り出してしまうのでご注意を❗❗

それでは、気陰両虚にならないための養生をご紹介していきます。

 


運動、お仕事中は


🔸こまめな休憩と水分補給
<<水分補給の注意点>>
・氷をいれるなどで冷やしすぎるのはNG。
常温がオススメ。
・ミネラルを含んだ飲み物がオススメ
例:スポーツ飲料※、天然水、
はちみつレモン(塩少々)
※スポーツ飲料水は薄めて飲むことを
お勧めします。ちょっと濃いので。
・スイカなどの果物での水便補給もオススメ
薬膳で酸甘化陰(さんかんかいん)と言って、甘酸っぱい食べ物は潤いを生み出します

 


運動、お仕事が終わってから】🔻重要🔻


🔸常温以上の飲み物でこまめに水分補給
陰(潤い)は簡単に回復しません。汗をかいたその日はこまめな水分補給をしましょう。

🔸食事は、温かい消化の良い物を摂りましょう
汗をかいた後は、冷たくてササッと流し込んでしまう食事をとりがち。それだと、消化不良を起こし、下痢をして余計に水分を失ってしまう事も。また、消化不良で栄養も摂れないので新たな陰(潤い)が生み出しづらくなります。

🔸しっかり睡眠をとる
睡眠は陰(潤い)を養います。汗をかいて疲れた時はしっかり睡眠をとりましょう


これから暑い日が続きます。
上記の養生で元気に乗り切っていただけると幸いです。


熊本 菊陽町 菜の花漢方堂