お花見時期の胃腸ケア


<お花見時期の胃腸ケア>

お花見、歓送迎会、食事会があると、冷たいアルコールや飲み物と一緒に脂物、味の濃い物、生モノ、消化の悪い物をとってしまいお腹の調子を崩す方が多いですね(^^)。冷たい飲み物は、喉越しがよいのです。しかし、体を冷やすことで、味覚や満腹中枢などが鈍感になり、いつもより食べすぎてしまうという点が胃腸を悪くすることに繋がります。

この時に起こる代表的な症状を漢方の視点で紹介します。


🔹直中(じきちゅう)
直接胃腸が冷やされ胃腸の筋肉が痙攣することによる腹痛
(直中は、直接、胃腸に冷たさが中(あた)るという意味)


🔹寒湿困脾(かんしつこんぴ)
胃腸を含む周囲の臓器(肝臓、胆のう、膵臓)も冷える為、消化力、吸収した栄養の分解力、老廃物の分解力が落ちることにより胃腸機能が低下するというもの。下痢、軟便、次の日に倦怠感、張るような頭痛が残ったりします。


🔹脾胃湿熱(ひいしつねつ)
冷え、食べ過ぎから胃腸機能が低下し、飲食物の消化分解不足で、湿という体におって不要な病的な水が生じます。その湿は、時間が経つと熱を持ち、熱を持った便や尿、粘りのある便がでることがあります。次の日に、倦怠感、脹るような頭痛を併せて訴えたりもします。

 


では、使う漢方薬の一例をご紹介します。


🔸冷たい物を飲むと腹痛を起こす方
 附子理中湯(ぶしりちゅうとう)
 理中湯(りちゅうとう)
 安中散


🔸数時間後、または次の日に下痢、軟便、吐き気が起こる方
 イスクラ 勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)


🔸熱を持った便、尿がでる方
 イスクラ 瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)
 イスクラ 清営顆粒(せいえいかりゅう)


🔸次の日、倦怠感や張るような頭痛を伴う方
 イスクラ 勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)
 五苓散(ごれいさん)

 


養生としては、温かい飲み物と一緒に食事をして、食べ過ぎにない。これに尽きます(^^;
以上、漢方と養生で楽しいお花見、歓送迎会になれば幸いです。

 


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談して適切な漢方薬を購入し服用してください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂