冬は血の巡りを良くしましょう

徒然養生



冬は血の巡りを良くしましょう

冬は寒さで血管が収縮し、血液の流れが悪くなります。注意したいのは、脳卒中、狭心症、高血圧などですね。
気をつけたいのは何よりも体を冷やさないこと、そして寒暖差を避けることです

よって第1の養生は
★温かい衣服と食事を心がけ、体を温かい状態に保ちましょう

次に体が温かくても、血の質が悪いと巡りが悪くなります。
例えば、ドロドロ血(瘀血[おけつ])や、血が少ない又は成分に偏りがある(血虚[けっきょ])など

よって第2の養生は
★血液の質を良くする食材を摂り、血の巡りを良くしましょう

<瘀血さんには>
玉ねぎ、ネギ、ニラ、にんにく、らっきょう、青魚(さんま、いわし、あじなど)、黒酢、黒豆

<血虚さんには>
人参、ほうれん草、小松菜、黒ごま、黒豆、あさり、しじみ、レバー、ナツメ、レーズン、いちご

などの食材を意識して摂ると良いですよ(^^b


上記の養生で
血の質がよくなれば、血が円滑に流れだします。
血の流れが円滑になると血管の柔軟性が上がります。
血管の柔軟性が上がれば、高血圧のリスクを下げ、出血のリスクを下げることができます。

血の質を良くすることは、体の状態がプラス方向へ動き出しますので、ぜひ少しずつ実践してみて下さい。血の改善は時間がかかります。あせらず継続しましょう。


すでに、脳卒中、狭心症、高血圧などのリスクが高まっている方は、漢方薬がお手伝いできます(^^)

漢方薬は未病先防が得意ですので、リスク低減で服用することをお勧めします。
服用する漢方薬は、瘀血に対して『活血薬』、血虚に対して『補血薬』があります。体質、状態によって漢方薬は変わりますので、気になる方はご相談下さい(^^)

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂

感染性胃腸炎、流行ってます。ご注意を!!

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感染性胃腸炎、流行ってます。ご注意を

朝刊(2021/12/17付)に、熊本は感染性胃腸炎が流行っているという記事がありました。
特に幼児、小児の割合が多いそうです。

【感染性胃腸炎に罹ってしまったら】
感染性胃腸炎に罹ってしまうと、対処療法しかないのが現状です。
体は嘔吐、下痢といった症状でウイルスや細菌をとにかく体から出そうとしています。
辛いですが、無理に嘔吐、下痢を止めることは避けたほうが良いです。
ただ、嘔吐、下痢が激しいと脱水症状になったりします。経口補水液などで、適度な水分補給をしましょう。

★☆水分補給時のポイント☆★
経口補水液等は、体温くらいの温かさで服用すると良いです。
理由は、冷たい飲み物で体の内部を冷やすと免疫力を下げてしまい、回復が遅くなってしまうからです。
※嘔吐で水分補給ができない場合は、病院の受診を強く勧めます。点滴で脱水症状への対応ができる為。

 


【感染性胃腸炎に罹らないためには(予防)】

◆免疫を下げないこと◆
免疫を下げない為にすべき事はとってもシンプルです。


◎疲れを貯めない
◎十分な睡眠
◎体を冷やさない
◎冷たいものを避け、温かい食事をとる


除菌、マスク、うがい、手洗いも大事ですが、家族で1つ屋根の下に暮らしていたら、注意していてもウイルス、細菌は体内に入ってきます。
この時、ウイルス、細菌に負けない体を作っておくことが何より大事だと考えます。


【漢方でできることはある?】
感染性胃腸炎かなと思われる方に、回復をサポートする漢方薬をご提案しています。
良かったらご相談ください。

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂

冬至

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冬至

”冬令進補 春天打虎”

冬にしっかり補い蓄えれば(滋養)、
春には虎と戦えるほど元気に強くなるという諺があります。

冬の三ヶ月は万物閉蔵の季節であり、冬至は陰が極まります。
この時期に体内の陽気を傷つけず、しっかり蓄えることができると、春を元気に健康に迎えれます。

温かい物を食べ、体を冷やさず、無理をせず、十分な睡眠をとり、心安らかに過ごしましょう。

すでに疲れている、元気がない人は、年末年始しっかり休みましょう。まだ間に合います。
ここで無理をするとズルズルと不調が長引いてしまいますので、くれぐれも無理は禁物。

冬至の今日は、いとこ煮など温かい精のつく物を食べて、ゆず湯にゆっくりつかり、疲れをとりましょう(^^)

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂