受験の養生

<徒然養生>



受験の養生

新年を迎え、受験生はラストスパートですね

試験に向けて、追い込み勉強も大事ですが、試験当日ベストパフォーマンスを引き出すためには、今から体調と生活習慣を整えることも大事です。

そこで今回は、受験生に向けた養生をご紹介します。


✨受験の養生✨


🔶毎日、十分な睡眠をとる
少しでも勉強を頑張ろうとして、睡眠を削って深夜まで勉強しがちですが、逆に最も能率を下げます。そして、免疫力を下げてしまいカゼを引きやすくなります。夜更かし厳禁ですよ。


🔶起床したら陽の光を浴びる
朝、陽の光を浴びることでセロトニン産生がアップします。セロトニンは精神を安定させ、不安やイライラを回避してくれますので、試験中のパフォーマンスが上がります。


🔶3度の食事をしっかり摂る
よく噛んで、温かい食べ物を腹八分目で食べる。
漢方で脳は髄の海と言われ、腎に属します。腎を養うには後天の本である食事が最も大事とされています。特に朝食は抜いたらダメですよ。


🔶睡眠の質を高める(就寝前にやるべき事)
①3時間前に食事を済ます。その後、間食しない
②1時間前にお風呂を済ます
③1時間前からスマホは見ない


🔶寝る前に感謝する
あなたの戦いは、決して独りじゃない。必ず家族が、友人が、周りの人があなたを応援し支えています。寝る前に応援してくれている人を思い出し、感謝すれば、必ず良い方向に動き出します。

 


さあ今日から、受験養生はじめましょう😊
良い結果につながることを願っています。
ファイト!!受験生

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

関節痛、神経痛への取り組み方

<徒然養生>



関節痛、神経痛への取り組み方

寒くなってくると関節痛、神経痛などの症状での相談が増えます。



写真は、関節痛、神経痛などの症状でよく提案する漢方薬を載せました。これでも棚からひとつまみ、ほんの一部なんですよ😊。他にもたくさんの種類があります。


なぜ、こんなにも種類があるのかというと


🔸急性なのか慢性なのか
🔸患部に熱をもっているかいないか
🔸1日中痛いのか、例えば夜に痛みが増大するのか
🔸雨が降る時に痛みだすのか
🔸冷え、食事の偏り、運動不足などからくる血行不良による痛みかどうか
🔸加齢、運動不足で筋肉低下からくる痛みかどうか
など


人によって症状や原因が様々なので、使う漢方薬を変えていく必要があるからです。
(鎮痛薬で、ただ痛みを止めるだけでは無いんです)

そして、関節痛、神経痛に取り組む時、漢方薬より重点をおくのが養生です。
養生は8割くらい重要で、漢方薬は2割くらいと思ってください。

理由は、関節痛、神経痛は、生活習慣から起こっていることがほとんどです。よって、食事、筋力をつける運動など日頃の養生がとっても大切になってくるからです。

本来なら、ここで漢方薬、養生を紹介していきたいのですが、関節痛、神経痛の症状によって、提案する漢方薬、養生も変わります。

良かったらお店にご来店いただき、相談でしっかりお話を聞かせてください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

花粉症

<花粉症>


花粉症の方にとって、2月~4月は、鼻水、鼻詰まり、クシャミ、目のかゆみ、目の充血などに悩まされる憂鬱な時期です。相談を受けていると、生活習慣を少し改めると花粉症が緩和される方もおられます。本ページでは、原因、使う漢方薬、養生などをお話していきます。


花粉症は、花粉などのアレルギー物質が鼻腔内の粘膜に付着することにより、強いアレルギー反応が引き起こされ、先程挙げた症状がでてきます。病院へ受診すると抗アレルギー剤で対応することが多いです。

 


<漢方での花粉症対応>

では漢方の視点で花粉症の原因を説明し、対応を話していきたいと思います。
花粉症の鼻水、クシャミなどアレルギー反応が強く出ているということは、免疫調整力が弱っていると考えます。免疫調整力は、漢方では衛気(えき)が担います。衛気とは、体の外から侵入する邪気から守るバリア機能とイメージされるとわかりやすいと思います。



この衛気は、五臓でいうと「肺」で作られます。そして、「肺」と隣合わせで親子関係にあるのが「脾」(胃腸)があります。生活習慣、主に悪い食生活から「脾」(胃腸)を傷めることで「肺」に影響し弱まり、しいては衛気も衰え、花粉症の症状が強く出ると考えます。



この五行学説に沿ったメカニズムから、漢方で花粉症の対策をする時は、「肺」と「脾」を中心にケアして、体質改善をはかります。また、症状がすでに出てしまっている場合もあると思いますので、対処療法も併せて紹介していきます。尚、漢方は、必ずお薬+養生が必須ですので併せて紹介いたします。


<未病先防の体質改善として>


衛気(バリア機能)や脾、肺の回復に、黄耆という生薬を中心にした漢方薬を使います。

漢方薬の一例)
イスクラ衛益顆粒(えいえきかりゅう)
桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)エキス細粒(コタロー)
黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)エキス細粒(コタロー)
など


次に養生です。(<-とても大事
・冷たい飲食物、なま物は極力さける
・温かい、消化の良い食べ物を腹八分目で摂る(暴飲暴食禁止)
・食事内容はバランスよく。食物繊維、発酵食品を摂りましょう。
・寝る3時間前から間食は避ける
・十分な睡眠時間をとる。日付が変わる前には就寝。夜更かししない
・体を冷やさない。寒い環境では衣服、カイロなどでしっかり防寒を心がける
・毎日のお通じがあるよう整える


体質改善はこれまでの悪い生活習慣を改めることによって、徐々に回復しますので、月単位で時間がかかることをご留意ください。

 


<花粉症の症状がすでにでてしまっている場合>


透明な鼻水がスタスタでてくる、くしゃみが頻発する、鼻炎

漢方薬の一例)
麗沢通気湯加辛夷(れいたくつうきとうかしんい)エキス細粒(コタロー)
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)、苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)
など


鼻水が黄色い、目の奥が鈍痛する、鼻炎
漢方薬の一例)
精華 鼻淵丸(せいか びえんがん)
辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)エキス細粒(コタロー)
など


目のかゆみ、充血
漢方薬の一例)
消風散(しょうふうさん)エキス細粒(コタロー)
洗肝明目湯(せんかんめいもくとう)エキス細粒(コタロー)
など


花粉症の症状がすでにでてしまっている場合でも、養生は上記の体質改善で挙げたものと同様です。
症状が出ているときも、必ず養生はお忘れなく。


本ページをご覧になっていただき、少しでも花粉症が軽減し、健やかに生活できる手助けになれば幸いです(^^)
花粉症の相談も受け付けております。相談は予約制ですので事前にお電話、または当ホームページの予約ページからご予約ください。

 


※注意
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談して適切な漢方薬を購入し服用してください。


熊本 菊陽町 菜の花漢方堂