疲れやすい体質への養生

徒然養生

疲れやすい体質への養生


疲れやすい状態を
漢方では「気虚(ききょ)」として分類します。

気虚とは
:エネルギーが
:十分でない
という状態です。

このエネルギーも
日頃使う分を「気(き)
蓄えておく分を「精(せい)」と呼び、分けて考えています。

もうお分かりかもしれませんが、疲れやすくなっているのは、精という蓄えがないからです。

精という蓄えがなくなっていく要因は


🔹長期間の病による体力低下
🔹産後、術後による体力低下
🔹加齢に伴う体力低下
🔹過度なダイエットによる栄養不足
🔹少食・偏食による栄養不足
🔹夜更かしによる寝不足
🔹長期間の過労
などです。

 


では、どういう養生をとればよいかをご紹介していきます。


🔸23時までに就寝し、十分な睡眠(7hが目安)をとる
🔸三度の食事を心がけ、温かい物を腹八分で摂る
🔸気を補う食材を積極的に摂る


<オススメ食材>
米、山芋、さつまいも、里芋
かぼちゃ、玉ねぎ、ニラ、ネギ
大豆類(味噌、納豆、豆腐など)
きのこ類(しいたけ、えのき、しめじ)
鶏肉、卵
など


🔸暴飲暴食を控える
🔸お菓子、添加物を含む加工食品をできるだけ控える
🔸冷たい飲食物を避ける
気虚の時、体温以下の飲食物は冷たい飲食物と思ってください
🔸過度でない適切な運動を心がける
散歩、ラジオ体操など


細かく書きましたが、
眠ること(休養・修復)食べること(栄養補給)の2つに重点を置いています。また、食べた物を巡らす意味で、過度でない運動もかかせません。

上に挙げたが養生が、あなたの疲れにくい体づくりへ、少しでもお役に立てれば幸いです。

疲れやすい件で、ご相談をご希望の場合は右上のご相談予約よりご予約ください。


熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

『子宝相談』承ってます


子宝相談をしております。


◆はじめての妊活
◆第二子希望の妊活
◆体の不調を治しながらの妊活
◆人工授精(AIH)、体外受精(IVF)のための体作り
等々


様々なケースに対して、わかりやすい資料をまじえ、漢方薬の提案だけでなく、養生法(生活習慣の見直し等)、病院への受診勧奨もふまえてお話させて頂いております。


どうしようかと迷っておられましたら
まずは、相談にいらしてみませんか?


相談は予約制です。右上のご相談予約からご予約ください。
初回の相談時間は1時間程いただいております。


最後に😊
ご都合が付けば、ご夫婦一緒に来店くださると嬉しいです。

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂

乾燥肌の養生

<徒然養生>



乾燥肌

秋冬は乾燥肌に悩まされる季節
乾燥で皮膚のバリア機能が低下し、肌荒れ、全身のかゆみ等の症状でお悩みの方が増えます。

皮膚は、体内の血や陰液(体液)によって養われるので、食事と血液の流れを正すこと(活血)が大事です。

養生としては食事運動睡眠が大切です。


<食事>


かぼちゃ、人参、小松菜、ほうれん草、ネギなどの野菜類
さんま、鰯、牡蠣などの魚介類
黒豆、豆乳、くるみ、松の実、胡麻などの豆、種子類
蜂蜜、らっきょう、黒酢、しょうが、菊花茶など


上記の食材をバランスよく摂るようにし、皮膚に潤いをもたらし、血の流れを良くしましょう。

 


<運動>


・少し息があがる程度の運動
・お風呂にしっかりつかる


運動とお風呂は、気血水を巡らす最も簡単な方法。体の毛細血管までの流れをよくし、皮膚へ栄養が届くことによって、皮膚に潤い、ハリが戻ってきます。

 


<睡眠>


・23時くらいに就寝
・7時間程度の睡眠を確保


睡眠は、皮膚も含めて体の修復が促進されます。体の傷みが修復されれば、潤いが戻ります。

 


最後に、すでに乾燥肌が進行中、または毎年乾燥肌という方は、外からのケアも大事です。以下のポイントを抑えると良いですよ


・入浴後は、5分以内にクリームなどで保湿を行う。
 5分を過ぎると入浴前より肌は乾燥します

・化学繊維が直接肌にあたることを避ける。
 化学繊維は皮膚の油分を奪い、皮膚のバリア機能を下げます。
・ひどい乾燥肌の方は、1日数回にわけてマメに保湿を行う。
 一般的に保湿クリームの効果持続時間は、3~4時間位です。


体の内と外からしっかり肌をケアして、乾燥の季節をうまく乗り切りましょう!!

 

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂