目の養生

徒然養生



目の養生


40歳代男性が朝9時からパソコンなどのOA作業を始めると、午後4時には目の調整能力が8歳老化するという調査結果があります。
そして、現代はスマホの普及に伴い、休憩中まで目を酷使する環境が整っています。目のケアがより重要な時代とも言えます。

さて漢方で目は、血を貯蔵し気の巡りを整える「肝」が深く関わっていると考えます。
よって、肝の血が十分にあり、気の巡りがスムーズであれば、目は健やかに保たれます。

これらの漢方の考えをふまえた目の養生法をご紹介します。


<目の養生>
🔶しっかり栄養補給
にんじん、大豆製品、肉・魚、ブルーベリー
 ほうれんそう、棗(なつめ)、クコの実(ゴジベリー)
など積極的にとりましょう

🔶こまめに目の休憩
最低1時間に1回、5分ほど目の休憩をしましょう。この時、スマホ📱見るのは🆖
そして、1日に1回でもよいので、蒸しタオル※を目へのせて、目を温めてあげましょう。
※蒸しタオルの作り方
タオルを水でしっかり濡らして緩めに絞る
加熱中の乾燥防止にラップで包む
500〜600wのレンジで30秒〜1分を目安に温める

🔶目の乾燥を防ぐ
エアコンの風が直接目に当たらないようにする。乾燥がひどい時は、目薬をこまめに使う

🔶十分な睡眠をとる
就寝1時間前には、スマホ、パソコン、テレビを見るのを控える


目を酷使した時に、私がよくやっているのは蒸しタオルを目にのせるです😊
とても目👀がスッキリします。
オススメです✨

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

漢方で美容をケア

徒然養生



漢方で美容をケア


漢方相談は女性の方が多く、
お悩みの症状が軽減してくると、気持ちに余裕がでてきて、美容の話に移行することがあります。

この時、よく「活血」のお話をします😊

漢方で活血とは、身体の隅々までスムーズに血が流れるようにすることを言います。

美容に関する良い物を使ったり、食べ物に気を使っていても、お肌へ届かなければ意味がありません。

活血という考えを取り入れることによって
身体の隅々まで必要な栄養が十分届き、老廃物は回収することができるようになります。
すると内からお肌が元気になり、美容の手助けをしてくれます。


活血の養生としては


🔶血の巡りをよくする食材を摂る
 ねぎ、玉ねぎ、青魚、黒豆、らっきょう
 にんにく、しょうが、シナモン、黒酢など
🔶肥甘厚味を控える
 肥甘厚味とは、脂っこいもの、甘い物、味の濃い物をさします
🔶冷たい飲食物を控える
🔶毎日の適度な運動と入浴
などです。


上に挙げた養生はとても大切でベースになります。加えて、漢方薬を合わせて使うと早く実感を得る方が多いです。

尚、体質によって活血で使う漢方薬は変わってきますので、ご興味の有る方はご相談ください😊

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

痰湿の養生

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痰湿の養生


熊本、今週は雨が多い予報。湿度が高くなりそうです。
そして6月になれば梅雨になり、ずっと湿度が高い気候が一か月ほど続きますね

このような湿度が高い気候の折、体も湿を溜め込みやすくなります。

湿が溜まった状態(痰湿)では


🔹体が重い
🔹口が粘る
🔹むくみやすい
🔹下痢をしやすくなる
🔹頭が重く、めまいがする
🔹太る(水太り)
🔹脂っぽい(肌)
🔹おりものが多い
 などの体の不調が起こってきます。


中医学で脾(胃腸)は生痰の源と言われており
冷たい飲食物、甘い物、脂物、味の濃い物を摂りすぎると
脾を傷め、痰湿になりやすくなります。

それでは、痰湿を避けるための養生をご紹介します。


1.冷たい飲食物を避け、甘い物、脂物、味の濃い物を摂りすぎない
2.なるべく温かい飲食物を食べる
3.腹八分目、よく噛んで食べる
4.湿をさばきやすい食材を取り入れる
 キノコ類(しめじ、なめこ、シイタケ、エノキ)
 根菜類(大根、ごぼう、カブ)
 海藻類(ひじき、のり、わかめ、こんぶ)
 里芋、こんにゃく、タケノコ、トウモロコシなど
5.適度な運動とお風呂で発汗し、汗かいて余分な水を出す


優先度が高い養生は、1~4の脾に関する養生です。
いきなり全てをするのは大変ですので、
できるところからはじめて、今からの湿が高い気候を乗り切りましょう(^^)

※写真は今が見頃の熊本県農業公園カントリーパークのバラ園(2022/5/8撮影)

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂