漢方で目を健やかに👀


『漢方で目を健やかに👀』

現代人は、目を酷使しているとよく言われます。


🔹仕事で、長時間パソコンを使う
🔹スマホで動画をよく見る
🔹テレビは大画面の高輝度で視聴
🔹読書はタブレット


このような生活に心当たりのある方、多いのではないでしょうか。

目にとって過酷な環境ですので


🟣眼精疲労
🟣ドライアイ
🟣かすみ目
🟣まぶたがピクピク
🟣急性結膜炎
🟣充血
🟣目やにが多くなる


などが、起こりやすくなります。

漢方の視点で原因を探ってみると、目の不調は、五臓の「肝」が深く関わっています。「肝」は、血を貯蔵し、気(エネルギー)の巡りを整えます。しかし、上述のように目の使いすぎで血を消耗し、急激に減少すると、目周辺の血の巡りが悪くなる(瘀血)が生じます。血は、水も運ぶので、潤いも不足し、ドライアイが起こりやすくなります。さらに、血はエネルギー源である栄養や外敵から守る免疫物質も運びます。よって、血のめぐりが悪化すると、目やその周りの筋肉や筋が滋養されないので、ピント調整不備によるかすみ目、まぶたの筋が痙れんし、まぶたが勝手にピクピクしたりします。上述に挙げた急性結膜炎、ものもらい、充血なども起こりやすくなります。

これらを踏まえて目を健やかに保つには、気血を滋養し、血の巡りをよくする生薬が入った漢方薬を使っていくと良いです。それでは、漢方薬の一例をご紹介します。


<漢方薬>


◆目のケアのファーストチョイス
イスクラ 杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
イスクラ 双料杞菊顆粒(そうりょうこぎくかりゅう)
石決明配合食品


◆血虚(けっきょ:血が弱っている)からくる目の不調に(血を補う)
イスクラ 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
イスクラ 参茸補血丸(さんじょうほけつがん)
イスクラ 心脾顆粒(しんぴかりゅう)

 


◆瘀血(おけつ:血の巡りが悪い)からくる目の不調に(血を巡らす)
イスクラ 冠元顆粒(かんげんかりゅう)
芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
血府逐瘀丸(けっぷちくおがん)

 


※急性結膜炎等、すでに罹患している場合、眼科の受診を推奨しております。漢方薬は、回復を助ける、または予防という観点で有効です。

 


<養生>


🔶パソコン、スマホ、テレビを見る時は、こまめに休憩をする
🔶パソコン、スマホ、テレビなどからのブルーライトは、ブルーライトをカットするカバーや眼鏡使用して避ける
🔶日差しの紫外線は、サングラスや帽子で避ける
🔶目を使いすぎた時は、蒸しタオルを目に当てて、目の緊張を和らげる
🔶メガネやコンタクトレンズの度があっているか定期的にチェックする
🔶十分な睡眠をとり、目を休める

 


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談し、適切な漢方薬をご購入ください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

初秋!!漢方で乾燥からの不調を防ごう


『初秋!!漢方で乾燥からの不調を防ごう』

史上最も暑い8月も過ぎ、9月に入りました。まだまだ残暑が続きますが、湿潤だった夏から一転し、今からどんどん乾燥が進んでいます。

中医学でも秋は、燥邪に気をつける季節と言われています。湿度は秋より冬が乾燥していますが、秋は乾燥していく変化大きいため、変化に体がついていけずに不調が出てきます。


例えば、
🔹乾燥からくる鼻やノド不調
🔹空咳
🔹微熱、ほてり
🔹切れにくい痰
🔹肌のかさつきや痒み など


この燥邪からの不調を起こしやすいタイプがあります。


・栄養などが十分でないことに起因する潤いと元気不足の方(気陰両虚)
・貧血傾向の血不足な方(血虚)
・乾燥しやすい津液不足の方(陰虚)
・食に偏りがある方(痰飲)


です。

ケアのポイントは、


・潤い(栄養、血、水)を補い養う
・体の余分な熱は出す
・乾燥を防ぐ


です。

では、秋にオススメの漢方薬の一例と養生をご紹介していきます。

<漢方薬>


◆栄養が十分とれず元気不足の方


生脈散(しょうみゃくさん)
味麦地黄丸(みばくじおうがん)
杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
六味丸(ろくみがん)
逍遙顆粒(しょうようかりゅう)
天王補心丹(てんのうほしんたん)
亀板製剤(きばんせいざい)

 


◆体に熱がこもり気味な方


瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)
加味逍遙散(かみしょうようさん)
温胆湯(うんたんとう)
清営顆粒(せいえいかりゅう)

 


◆血不足の方(血虚の方)


婦宝当帰膠B(ふほうとうきこう)
心脾顆粒(しんぴかりゅう)
参茸補血丸(さんじょうほけつがん)
四物湯(しもつとう)

 


◆乾燥しやすい方


当帰飲子(とうきいんし)
哈士蟆油製剤(はしまゆせいざい)
百合根製剤(ゆりねせいざい)
余甘子製剤(よかんしせいざい)

 


<養生>


🔸食べ物で体を潤す(秋の旬の食材がオススメ)


梨、ぶどう、柿
ごぼう、山芋、里芋、れんこん、ゆり根
はちみつ、温かい緑茶


🔸甘い物、辛い物、味の濃い物、アルコールは控えめに
バランスの良い食事を心がける


🔸十分な睡眠をとる
秋の夜長ですが、日付が変わる前には就寝を


🔸お通じを整え、毎日の排便心がける

 


養生はできるところから始めましょう。漢方で秋を元気に健やかに過ごしましょう😊

 


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談して適切な漢方薬を購入し服用してください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂