「先生」と呼ばれることに違和感!? 馬車が解決

漢方とは関係ない突拍子もないお題ですが、どうぞお付き合いください(^^;

 


辞書で「先生」を引くと
・学問や技術・芸能を教える人
・教師・師匠・医師・代議士など学識のある人を敬っていう語
とあります。



私の仕事の1つに、

来店くださったお客さんに必要な薬、養生などの情報を伝えお話します。

でも教師のような「教える」とは違うし、敬われるとも違うと、前々から思っていました。
ですので、お店で「先生」と呼ばれることにずっと違和感を持っていました。

(先生と呼ばれて、毎度、否定することはしませんが(笑))

 


そんなところへ、
つい先日、ビリギャルでご存知の小林さやかさんの本に書かれている「キラッキラ人生6原則」の1つに「コーチを探せ」という話を見て、


「コレだっ!!」と思いました。


コーチの意味の語源は、馬車です。
馬車は「大事な人や物を目的地に運ぶ」という事から次第に今の意味の
「運動競技の技術などについて指導・助言する人」に定着しました。


そうなんです。


大事なお客さんと一緒に健康という目的地に連れいていくのが私の仕事。
さながら、漢方、養生の知恵が馬車の代わりです。



このピクトグラムにすべての意味が詰まっていて、
菜の花漢方堂に来店してくださるお客さんに対して、寄り添い、健康という目的地に向けて進んでいきます。


そう、同じ方向を向いているんです。


このブログを読んで下さった方々、
先生という堅苦しいものは取り払って、気軽に相談に来てくださると嬉しいです(^^)

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂

耳鳴りに『滋腎通耳湯』!!

耳鳴り、聴力低下、めまいに効能がある『滋腎通耳湯』をご紹介します。



滋腎通耳湯は、セミの鳴くような「ジージー」、高い音の「キーーン」などの耳鳴りや、耳が聞こえにくくなった方にオススメしています

 


<症状が起こるメカニズム>
西洋医学的にみると、耳鳴り、聴力低下は、
1つのメカニズムとして、内耳の有毛細胞に異常が起こることにより
脳への音信号伝達にも異常が生じることで起こります。

中医学的に見てみます。
耳で拾った音は脳で識別されます。この耳と脳は、腎に属しています。
耳鳴り、聴力低下は、腎の機能が低下(腎虚)、衰えることによって起こります。

 


腎の機能を低下させる原因は、


・加齢(老化)
・夜型生活での睡眠不足
・冷たい飲食物の摂り過ぎ、薄着等で体を冷やす
・過労
・性生活の不摂生


などです。

また、ストレスにより肝の機能が低下すると、腎精にもなる肝の血が不足します。
腎の機能も低下し、ストレス性の耳鳴り、聴力低下が起こります。

 


<滋腎通耳湯の構成>


・血を補い、巡らせる。血は精にもなる為、腎精を補っている(補血行血、補腎精)
当帰、地黄、川芎、芍薬

・肝の気の巡りを良くする(疏肝解鬱)
柴胡、芍薬

・気の滞りを取り、巡らせる。鎮痙、鎮痛に働く(行気止痛)
白芷、香附子

・主に上焦(上半身)の虚熱を清熱する(清熱瀉火)
柴胡、黄芩、知母、黄柏

 


<価格>



90包入 11,550円※
価格は、すべて税込みです。

※ご希望がございましたら、1包単位で販売できます。

 

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂

この仕事をしていて良かったと思うこと

お店であった、ちょっとほっこりしたことを書きます。

先日の正午過ぎ、そろそろお昼にしようかなと考えていたら
店のドアが開いて、60代くらいの男性客がご来店。

平日のお昼に、男性のお客さん(以降、お父さん)は珍しいなと思っていたら
開口一番

「耳鳴りに良い薬はある?」

と元気な声で話されました。

「ご本人様が耳鳴りですか?」

と尋ねると

「違う違う、カミさんが耳鳴りで・・・」

お話を聞いていくと、奥さんが何年も耳鳴りに苦しんでいるということでした。

ご本人では無い為、入手する情報は少ない中、得た情報から漢方薬を提案し、
ご購入くださることになりました。

会計の時です。

「当店は、チラシか何かでお知りになってですか?」

と尋ねたら、
このお父さん、近所の方ではなく、
仕事で50km程離れた隣の市から来られていて
車で当店の前を通った時、のぼりに書かれている耳鳴りを見て、来店してくださいました。

私は、それを聞いて驚きました。

だってですよ、

車を運転していて、ぱっと目に入った「耳鳴りののぼり」をみて
良い薬があったら、奥さんに買っていこうとなるのは、

奥さんの耳鳴りをいつも気遣っていないと思いつかないですし、行動に移せないことだからです。
このお父さんの奥さんを思う気持ちが伝わってきて、とても心が温かくなりました。

そのお父さん、財布からお金を出す時、
「俺のお小遣いが、カミさんで、無くなっていくーー」と

温かい笑顔で

嬉しそうに

照れくさそうに

話されました。

「奥さん喜んでくれるといいですね」と心のなかで思いながらお釣りを渡しました。

 


この仕事をしていて良かったと思うことは、
人の心の温かさに触れたときです

 


また仕事で、店の近くに来るそうなので、来店されたら奥さんの

耳鳴りが良くなっているか聞こうと思っています。

でも、このお父さん。
効果があったか、なかったかは、ご来店された時に顔ですぐ判断できそうなので

ちょっとドキドキしてますが、いま楽しみに待っています(^^)