暑い時期の下痢、だるさ、感冒に勝湿顆粒

感冒、暑さによる食欲不振、急性胃腸炎、下痢、全身倦怠に効能がある『勝湿顆粒』(しょうしつかりゅう)をご紹介します。



暑く湿気が多くなる梅雨、夏の時期になってくると、冷たい飲み物、冷たい食べ物、生ものを多くとりがちです。冷たい物はよく噛まず、胃へ流し込むことができるため、多く食べすぎたり、胃腸を冷やしてしまいます。

胃腸の温度が下がると、食べ物を口、胃、腸へと運び、消化吸収し栄養を体全体に行き渡らせる運化(うんか)という機能が落ちると漢方では考えます。運化機能が落ちると、体に害をなす水分である湿が溜まり、たくさん留まると濁ってきます。この濁った状態を湿濁(しつだく)と呼び、


・消化不良
・下痢
・食欲不振
・急性胃腸炎


などの様々な悪い症状を引き起こします。

 


湿濁(しつだく)を示す体のサイン


・舌にベットリとした厚い苔
・不快な体臭
・尿が濁る
・便がベトベト(便器に便が付く)


です。

 


こんな時に活躍するのが芳香化湿薬と言われる『勝湿顆粒』。
配合されている生薬の藿香(かっこう)、蘇葉(そよう)、白芷(びゃくし)は、停滞している脾(消化器系)を香りで醒(さ)まし、胃腸機能の働きをととのえてくれます。そして、その他の10生薬も脾胃を健やかにし、症状を改善していきます。
2才未満から服用可能ですので、小さなお子様でも安心してお使い頂けます

 


<養生>
勝湿顆粒を服用しながら養生を合わせることで、回復を早めますので、以下の点を注意することをオススメします。


・冷たい飲食物は避け、温かい物を食べる
・消化の良い物をよく噛んで食べる
・肥甘厚味(甘い物、脂っこい物、お酒)を控える
・食事は、腹八分目の量を心がける
・適度な運動やお風呂に入り汗を出す

 


<構成生薬>
勝湿顆粒は、以下の生薬で構成されています。


芳香で胃の機能を亢進し、消化を助ける(芳香化濁)
藿香、紫蘇葉、白芷


発汗解熱作用を促す(解表)
紫蘇葉、白芷


胃腸機能の失調による水分の吸収、排泄障害を緩解する(健脾運湿利水)
厚朴、大腹皮、半夏、陳皮、茯苓、白朮


胃腸機能を回復させる(健脾和胃)
甘草、生姜、大棗


去痰止咳作用
桔梗

 


<価格>


90包入 11,000円
12包入 2,200円
価格は、税込みです。
※小分け販売も対応しております

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂

頭痛の原因は人それぞれ

<徒然養生>

頭痛の原因は人それぞれ

頭痛と言っても、体質、生活習慣、環境などで原因が異なってきます。
今回は、相談でよくある頭痛タイプをピックアップして、原因と痛みの特徴、養生法をお話します。

 


■肩こりから頭痛


長時間の同じ姿勢、パソコン仕事、長時間スマホなど、生活の中で肩をあまり動かさない状態が続くと、肩周りの筋肉が凝り固まり、血の巡りが悪くなり、頭へ血が回らず頭痛が発生します。
後頭部から頭全体に締め付ける様な痛みが特徴です。
頭痛を和らげる、または起こらないようにするには、肩周りの筋肉を動かしてあげて、血の巡りを良くし、筋肉の凝りを和らげてあげることです。
次のような体操をするとよいですよ!!

 

 


■生理前後に来る頭痛


生理時、血液が多く消費されることにより、血の栄養、量ともに不足し、頭まで滋養することができず頭痛が発生します。
漢方で血虚と呼ばれる、血液が不足している人に起こりがちです。
ズキンズキンと波打つ強い痛みが特徴です。
毎日の食事で血を補うことと、頭まで滋養できるよう体を温めて血の巡りを良くしておくことが大事です。

 

 

 


■気候による頭痛


寒さによって血管が凝滞したり、低気圧による水の停滞、湿気が多い時期に体内の水の巡りが悪化して熱をもったりしての頭痛が発生します。
締めつける、又は張るような痛みが起こるのが特徴です。
すでに寒さで頭痛の場合は、しょうが湯などで体の中から温め、血の巡りを良くさせます。
日頃から一枚羽織るもの常備するなどして、体が冷えないようにしましょう。

次に、水の巡りが悪い場合は、毎日の食事に水の巡りを良くする食材を摂り入れるといいです。
肥甘厚味と言って、甘い物、味の濃い物、脂物、お酒などの摂りすぎないようにしましょう。



そして、日頃から少し息が上がる程度の運動を適度に行い、お風呂にしっかりつかって体を温めて体の水の巡りを良くしておくとよいです。

 

 

 


■ストレスによる頭痛


人間関係、仕事などで、長期間のストレス受け続けると、気血の巡りが停滞し、熱が溜まり、その熱が頭へ上り頭痛を発生させます。
頭が張るような痛みが頻繁に起こる特徴があります。
人間関係、仕事は簡単に回避ができないと思います。ストレスが発散できる場を作りましょう。
信頼できる友達、家族に話すだけでも気持ちが楽になりストレスを発散できますし、趣味に没頭するのもよいです。
そして、ストレスを受けた時は、次のような深い深呼吸をしましょう。


また、気血の巡りを良くし、頭にあがった熱を降ろす漢方薬を使うのもおすすめです。

 

 


■疲れによる頭痛


過度な労働、運動などで体を養うエネルギー不足に陥り、頭まで栄養が巡らすことができないと頭痛が発生します。
長引き、シクシクする痛みが特徴です。
仕事が忙しくて、食事、睡眠、休息をおろそかにしている方に多い頭痛です。
食事をしっかりとって、十分に睡眠をとり、体を休ませて疲労を回復することが先決です。


食事をしっかり摂らないといけないですが、1つだけ注意しないといけません。
疲れすぎて食欲も湧いていないときに、元気をつけようとして、焼き肉など消化の悪い物を無理に食べるのはNGです。
消化の良いものをよく噛み、腹八分目を継続する方が疲労の回復は早いです。

 


他にも原因はあります。辛い頭痛でお悩みの方は一度ご相談下さい。

熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂

過緊張をほぐしましょ!!

<徒然養生>

過緊張をほぐしましょ!!



・重要な商談
・大勢の人前でのプレゼン・挨拶
・重要な試験
・ここ一番の勝負等


を前にすると緊張してしまい、
心臓がドキドキしたり、口が乾いたり、手が震えたりと、自分ではコントロールできない状態に陥るという人は多いと思います。
かくいう私も緊張が強くでてしまうタイプです(^^;


・緊張しすぎるとパフォーマンスを下げる
・適度な緊張は、集中力が高まり、パフォーマンスを上げる


ということを頭でわかっていても、体は思うどおりに動かず、勝手に緊張し過ぎてしまいます。

 


<過緊張状態とは>
過緊張は、自律神経と深く関連しています。
自律神経とは、内臓などの働きをコントロールしているものです。
例えば、頭で考えなくても、呼吸を行い、心臓は拍動し、胃腸は蠕動運動します。これは全部、自律神経がコントロールしてくれています。過緊張は、この自律神経が大きく乱れるんです。

 


では、この過緊張はどうにもできないのか?
いいえ。
自律神経で運動している体の中で、意識してコントロールできるのが『呼吸』です。かつ『呼吸』はとてもコントロールしやすい。このコントロールしやすい『呼吸』を利用して、過緊張をほぐすことができます。

「深呼吸ならやってるよ」「緊張は取れなかったよ」と言う方がおられると思います。ラジオ体操のような比較的早い深呼吸をされていたのではないでしょうか。

呼吸の仕方にちょっとコツがあるんです。
では、私が行っている過緊張をほぐす呼吸の手順をお話します。


➀可能であれば座りましょう
➁目を閉じます
頭で数を数えながら
 鼻からゆっくり息を吸います。
  (目安5秒以上)
頭で数を数えながら
 口からゆっくり少しずつ息を吐きます。
  (目安15秒以上)
➄.➂➃を1セットとして、3~5セット繰り返す。



この呼吸手順で重要なポイントは、
「頭で数を数えながら」
「ゆっくり、深い呼吸」
の2つです。


「頭で数を数えならが重要な理由
人間は、良くも悪くも1つのことしか考えれません。頭の中で数を数えることによって、他のことを考えることができないようにします。
これにより緊張している状況を思い、考え、不安になったりすることが頭から離れ、緊張の元が断ち切られますので、良い状況を作り出せます。


「ゆっくり、深い呼吸」が重要な理由
リラックスした時、自律神経の副交感神経が優位になり、呼吸はゆっくり、深くなります。呼吸を意識的にゆっくり深くすることによって、副交感神経を優位な状態へ促し、体に今リラックス状態なんだと思わせる(騙す)んです。

 


以上が、緊張をほぐす私の呼吸法です。

この呼吸法はストレスを受けたときにも有効ですので、ストレスにさらされている方もお試し下さい。

緊張しすぎるというお悩みをお持ちの方の解決の一助になれば幸いです。


熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂