『心脾顆粒』は、不眠、貧血、健忘がおこる方にオススメしている漢方薬です。
漢方で、考えすぎ、ストレス、過度な頭脳労働等で脳に過度な負担がかかると、心(精神と血脈)と脾(胃腸機能)を傷めると考えます。
<心と脾が傷むメカニズム>
考えすぎ、思い悩みすぎ、ストレスなどで脳に負担がかかると、自律神経が乱れ、胃腸機能が低下し、食欲不振、消化不良などをおこします。そのため、十分な栄養を取り出し、全身へ運ぶことができなくなり、エネルギー(気)や血液不足を起こします。
また、精神的な影響からアドレナリンなどの持続した刺激は、心を疲れさせます。
この状態が続くと、心を養えなくなり、精神、意識、思考、血脈を司る心の機能が低下します。そして、脳に十分な気血を送れなくなり、物忘れ、理解力の低下、焦燥感、不安、眠りが浅い、不眠などの症状が出てきます。
次に脾(胃腸)の機能低下は、脾のもう一つの作用である統血作用も低下させます。これに伴い、血液が血管から漏れ出る皮下出血、不正出血、生理不順などが起こると考えます。
(補足)心と脾の機能
心:精神、意識、思考、血脈を司る
脾:①食べ物の消化吸収と気血の生成作用
②血液を血管から漏れ出さないように管理する作用
<構成生薬>
心脾顆粒は、貧血・不眠・健忘の症状に働く10の生薬で構成されています。
・脾気を補い、脾(胃腸)の働きを元気にする(補気健脾)
黄耆、党参、白朮、茯苓、甘草
・心血を養い、神明(精神、意識、思考)を安定させる(養心安神)
当帰、竜眼肉、酸棗仁、遠志
・気を滞らせず、調(ととの)える(行気作用)
木香
<養生>
心脾顆粒を服用しながら養生を合わせることで、不眠、貧血、健忘を起こしにくい体作りを目指しましょう。
・ストレスは極力避け、思い悩まないようにする
可能な限りストレスから離れる。できない場合は、信頼のできる人と話をしたり、趣味に没頭したりして、ストレスを発散させ、思い悩まないようにしましょう。
・消化の良い物をよく噛んで食べる
胃腸の負担を減らすことで、消化を助けます
・食べる量は腹八分目にする
消化できる許容量を超えると、消化不良を起こします。
・冷たい飲食物は控え、温かい物を食べる
胃腸の温度が35℃以下だと上手く機能しないと言われており、消化不良を起こします。目安は、体温以上の温かい物を摂りましょう。
・睡眠をしっかり取りましょう
睡眠は、体の疲労を回復し、頭の中を整理してくれます。睡眠がとれていないと、疲れが残り、集中力、理解力の低下が起こります。
『心脾顆粒』で貧血・不眠・健忘を解消しましょう
60包入 9,900円※
価格は、すべて税込みです。
※ご希望がございましたら、1包単位で販売できます。
熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂