漢方でむくみ予防


『漢方でむくみ予防』

「朝起きると顔、手がむくんでいる」
「夕方になると足がむくむ」
「歳のせいか、よく足がむくむ」
というお話を店頭でよく聞きます。

主な原因は


🔹長時間の立ち仕事
🔹デスクワークで座りっぱなし
🔹脂物、甘い物、味の濃い物のとりすぎ
🔹冷え
🔹加齢に伴う水代謝の悪化(尿の出が悪いなど)
など

 


気血水が巡っていると、むくみが生じにくいです。しかし、上述のような運動不足、または偏った食事/冷え/加齢による血の巡りの悪化(瘀血)や体を害する粘りのある水(痰湿)が生じている状態では、むくみが起こりやすくなります。

また、”女性の足のむくみ”は、ふくらはぎの筋肉量が少なく、血流を上に戻す力が弱いため、血管から漏れ出た水分が溜まりやすいですので、筋力をつけるなどのケアが必要になってきます。

 


では、むくみに使う漢方薬の一例をご紹介します。

<漢方薬>


五苓散(ごれいさん)
ノドの渇きを訴え、小便の出が悪く、体の水の配分が崩れてのむくみに


茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)
五苓散の症状に加え、湿熱を持つことで胸のつかえ、吐き気、下痢を伴うむくみに


防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
ぽっちゃり水太り傾向で下半身にだるさを伴うむくみに


当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
冷え性で、かつ血水の巡りが悪化してのむくみに


牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
下半身の冷えが強く、小便の出が悪く、体の水の配分が崩れてのむくみに(高齢者に多い傾向があります)

 


※体の状態に併せて、上記の漢方薬をベースに、血や水の巡りをより良くする漢方薬を併せて使っていくことが多いです。

 


つぎに養生をご紹介します。

<養生>


🔸ウォーキングなどの適度な運動を毎日行う
外へ出ての運動ができない場合は、お部屋で「かかと上げ」をするなどオススメです。
🔸脂物、甘い物、味の濃い物を控える
🔸水の巡りをよくする食材を摂るようにする
とうもろこし、春雨、大根、冬瓜、きゅうり、緑豆、きのこ類など
🔸お風呂にしっかりつかる
🔸体を冷やさない

 


自分の生活習慣を振り返り、まず、できていないところの養生から実践してください。そして、継続することがとても大事ですよ(^^)

本ページが、少しでもむくみ予防に役立てば幸いです。

 


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談して適切な漢方薬を購入し服用してください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

むくみの養生

徒然養生



むくみの養生

「夕方になると足がむくむ」というお話をよく聞きます。


🔹立ち仕事
🔹デスクワークで座りっぱなし
🔹肥甘厚味※のとりすぎ
などが原因である事が多いです。
※脂物、甘い物、味の濃い物


相談で話す養生は以下です。


🔸肥甘厚味を控える
🔸次の食材を摂るようにする
 とうもろこし、春雨、大根、冬瓜、きゅうり
 緑豆、きのこ類など
🔸お風呂にしっかりつかる
🔸ウォーキングなどの運動をする
運動ができない場合は、お部屋で「かかと上げ」をする


養生はできるところから行い、継続することがとても大事ですよ(^^)
挙げた養生が、少しでもむくみ予防に役立てば幸いです。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

座り過ぎにご注意!!

<徒然養生>



座り過ぎにご注意!!

お仕事で長い時間座るという方

血の巡りの悪化による
痔、むくみ、エコノミークラス症候群などの症状を引き起こしやすくなるので気をつけて下さい。

日々の養生としては


・座りながら適度に下半身ストレッチ
・適度な運動(ウォーキング)
・温かいお風呂につかって血流改善


などがオススメ!!

仕事上、どうしても長座になり、運動、ストレッチができないという方

血の巡りを良くする漢方薬(活血薬)の助けを借りるのも1つの方法です。

ただ、活血薬は種類が様々ありますので、お店でお尋ね下さい。症状、体質にあう活血薬をご提案致します(^^)


熊本 菊陽町 菜の花漢方堂