暑い時期の足のつり対策


『暑い時期の足のつり対策』

暑くてたくさん汗をかく今の時期、足のつりをどうにかしたいという相談が増えます。
そこで、今回は足のつりへの漢方対策をお話します。


まず、足をよくつるタイミングは、
・運動中
・就寝中
・無理な体勢をとった時
です。


運動中と就寝中は、汗をたくさんかくことにより、筋肉の調節に必要なミネラルなどの栄養分が不足し、筋肉の収縮に異常をきたし、足のつりが起こります。

次に無理な体勢をとった時に足がつりやすいのは、運動不足で筋肉が少なく血行が悪い、または血の不足の方に多いです。筋肉は栄養を含む潤いを蓄え、下肢の筋肉は血流を送り出してくれます。よって、筋肉が少ないと、潤いが少なく、そして血行も悪くなるため、ちょっとした動きで筋肉の収縮に異常をきたし、足がつります。また、血の不足は、筋肉への栄養供給不足を起こすので、同様に足がつりやすくなります。


お客さんからは、


◆スポーツでしているとき、足がつる
大事な勝負(大会)が台無し
楽しいゴルフが台無し

◆眠っているとき、足がつる
睡眠質が下がり、寝不足
疲れが取れない


という切実な声をききます。

それでは、足のつりでお悩みのお客さんへ提案している予防の漢方薬と、足がつってしまったときの漢方薬をご紹介します。

<漢方>


◆足がつる前の予防には


麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)
生脈散(しょうみゃくさん)
味麦地黄丸(みばくじおうがん)


補足)血不足な方は、血を補う漢方薬を提案しています
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
心脾顆粒(しんぴかりゅう)
参茸補血丸(さんじょうほけつがん)

※補血は、月単位で時間がかかります。日頃から継続したケアが必要です。

 


◆足がつってしまった時、なんとかしたい


芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

※運動や就寝中に足がつるとわかっている方は、芍薬甘草湯を常備しておくと良いですよ。

 


足のつり予防として、養生はかかせません。以下に養生をご紹介します。良かったら実践してみてください。
<養生>


🟧入浴で血行を促進


🟧寝る前のストレッチで筋肉をほぐす


🟧寝る前にコップ一杯の白湯で水分補給


冷たい飲み物は厳禁
ミネラルが入った飲み物で補給もOK(例:スポーツドリンクを薄めるなど)
トイレが近くなるので、自分にあった量に調節してください。


🟧就寝時に足を冷やさない。


例えば、パンツタイプのパジャマで素足をださない


🟧ビタミン、ミネラル、タンパク質など栄養バランスが良い食事をしっかりとる。


十分な栄養で適切に血を補いましょう


🟧適度な運動で、日頃から足に筋肉をつけておく

 


漢方薬と養生を実践していただき、足がつりにくい体づくりを目指しましょう。


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談し、適切な漢方薬をご購入ください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

独歩顆粒(どっぽかりゅう)

『イスクラ 独歩顆粒(どっぽかりゅう)』【第2類医薬品】



・腰痛
・関節痛(肩、膝)
・下肢のしびれ・痛み

の症状によくご提案している漢方薬が、独歩顆粒(どっぽかりゅう)です。
漢方で原因を考える時、ポイントは「寒」「湿」です。


寒🥶:寒さや加齢で代謝が低下しての体の冷え
湿💧:雨や湿度の高い環境、悪い食生活が長期間続くことで生じる体内に病的な水

この寒と湿は、血水の巡りや関節周囲の動きを悪化させ、腰痛や関節痛😣、しびれを引き起こします。

独歩顆粒は、独活(どっかつ)を主薬に、独活を含む16種類の生薬で、寒と湿を除去し、気血の通りを良くし、足腰の痛み、関節痛、しびれを改善していきます。


<補足>血行がとても悪かったり(瘀血)、湿の滞りがひどい(痰湿)などがわかった時は、独歩顆粒に他の漢方薬を併用し、早期回復を試みます。一例を示します。


例)
腰痛、かつ血行が悪い
独歩顆粒 + 疎経活血湯

腰痛、かつ湿の滞りがひどい
独歩顆粒 + 五積散

 


腰痛、関節痛は、漢方薬に加え、養生(食生活の改善、運動、ストレッチ)を実践することが回復の近道です(^^)
当店では、養生も含め漢方薬をご提案しています。関節痛でお困りでしたら、お気軽にご相談ください😊
相談は予約制です。お電話📞、または右上の「ご相談予約」ページよりご予約ください。

 


<商品名>
イスクラ 独歩顆粒(どっぽかりゅう) 【第2類医薬品】

<効能効果>
疲れやすく、下肢が冷えやすいものの次の諸症:
腰痛、関節痛、下肢のしびれ・痛み

<価格>
60包 8,800円(税込)
30包 4,620円(税込)
※小分け販売も対応しております

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

温胆湯(うんたんとう)

『イスクラ 温胆湯(うんたんとう)』【第2類医薬品】



・不眠症
寝付きが悪い、眠りが浅い、夜中何度も目が覚める、いやな夢をよくみる

・神経症
イライラしやすい、憂うつ感がある、不安感がある、オドオドして驚きやすい、胸悶感がある

などの症状の時によくご提案しているのが温胆湯(うんたんとう)です。


不眠症、神経症がおこる仕組みを漢方の視点で考えてみると


◆怒、憂、悲、恐、驚に関わる精神的なストレスを受けている
・職場、学校、クラブ活動、友達、家族などでの人間関係
・緊張を伴う仕事


◆不摂生な生活習慣をしている
・過食
・間食(特に寝る前)
・偏食(甘い物、脂物、味の濃い物、お菓子、ジャンクフードの摂りすぎ)
・冷たい飲食物やアルコールの摂りすぎ
・少食
・運動不足
・昼夜逆転の生活


などが長期間続くと、肝胆脾胃(かんたんひい)が弱り、病的な水である湿邪💧が溜まり、時間が経つとその湿は熱🔥を持ち湿熱邪となり、体の不調の原因になります。


◆胆の弱りが神経症の主な原因の1つ


漢方で言う胆(たん)は、胆嚢の働きのほかに「決断を主る」という精神活動と深いつながりがあると考えられています。ストレスや悪い生活習慣で胆が弱ると決断に迷ったり、不安感が出たり、ビクビク恐れやすくなったり、怒りやすいなったりなどの精神症状が出てきます。


◆湿熱邪が不眠症の主な原因の1つ


熱は、上にあがる性質があります。湿熱邪も例外ではなく、上へあがり頭部を温め、睡眠を妨げます。よって、寝付きが悪い、眠りが浅い、夜中何度も目が覚める、いやな夢をよくみるようなことが起こります。


温胆湯(うんたんとう)構成する8つの生薬が、胆の弱りをケアし、湿熱邪を取り去ることで、不眠症と神経症を改善させてくれます。

 


不眠症、神経症でお困りでしたら、お気軽にご相談ください😊
相談は予約制です。お電話📞、または右上の「ご相談予約」ページよりご予約ください。


<商品名>
イスクラ 温胆湯(うんたんとう)【第2類医薬品】


<効能効果>
体力中等度以下で、胃腸が虚弱なものの次の諸症:
不眠症、神経症


<価格>
90包 11,000円(税込)
45包 6,050円(税込)
※小分け販売も対応しております

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂