汗のかきすぎにご注意

徒然養生



汗のかきすぎにご注意


初夏なのに毎日、真夏並みに暑い🥵
最近の挨拶は「今日も暑いですね」😅
これが9月終わり頃まで続くかと思うとゾッとします。


暑くなってくると、汗のかきすぎでの疲れや熱中症に注意しないといけません。

汗は勝手に吹き出すのではなく、気(エネルギー)を使って汗が出ます。気と汗(陰)が同時に失われるので、中医学では、汗のかきすぎた状態を気陰両虚(きいんりょうきょ)と言います。
※汗がポタッと落ちた後は、勝手に汗は動かないでしょ(^^)

よって、大量に汗をかくとエネルギーと水分を大量に消耗し、疲れと気だるさを感じるようになります。
ひどい時は声を出して話すのも億劫な状態になります。ここまで疲れると回復にかなりの時間を要します。

余談ですが、
ホットヨガ、岩盤浴、サウナなどの汗をかく健康法も度が過ぎれば、同様に気陰両虚となり、逆に疲れを作り出してしまうのでご注意を❗❗

それでは、気陰両虚にならないための養生をご紹介していきます。

 


運動、お仕事中は


🔸こまめな休憩と水分補給
<<水分補給の注意点>>
・氷をいれるなどで冷やしすぎるのはNG。
常温がオススメ。
・ミネラルを含んだ飲み物がオススメ
例:スポーツ飲料※、天然水、
はちみつレモン(塩少々)
※スポーツ飲料水は薄めて飲むことを
お勧めします。ちょっと濃いので。
・スイカなどの果物での水便補給もオススメ
薬膳で酸甘化陰(さんかんかいん)と言って、甘酸っぱい食べ物は潤いを生み出します

 


運動、お仕事が終わってから】🔻重要🔻


🔸常温以上の飲み物でこまめに水分補給
陰(潤い)は簡単に回復しません。汗をかいたその日はこまめな水分補給をしましょう。

🔸食事は、温かい消化の良い物を摂りましょう
汗をかいた後は、冷たくてササッと流し込んでしまう食事をとりがち。それだと、消化不良を起こし、下痢をして余計に水分を失ってしまう事も。また、消化不良で栄養も摂れないので新たな陰(潤い)が生み出しづらくなります。

🔸しっかり睡眠をとる
睡眠は陰(潤い)を養います。汗をかいて疲れた時はしっかり睡眠をとりましょう


これから暑い日が続きます。
上記の養生で元気に乗り切っていただけると幸いです。


熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

胃腸養生

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胃腸養生


漢方相談をしていて、
初夏の時期に起こりやすい胃腸トラブルの原因で多いのが以下の2つです。


①胃腸を冷やしての腹痛や下痢
 冷たい飲食物、お酒の取りすぎ、下肢を冷やすなど
②傷んだ飲食物を食べての食あたり、水あたりによる腹痛、下痢、嘔吐


どちらも急性ですが、漢方では対応が変わってきます。
①の場合は、体を温める漢方使い対応します。
②の場合は、無理やり嘔吐下痢は止めず、漢方薬を使って解毒していきます。


では、原因①②を踏まえた養生としては


🔸冷たい飲食物を多く摂らない(当前ですが😅)
🔸冷たい飲食物を摂ってしまった後は、温かい物(スープなど)や温性の食材で体内を温める
食材は、生姜、紫蘇などがオススメ
🔸冷たい飲食物と消化の悪い物(肉類など)を一緒に摂らない
🔸寝る時に足を出して寝ない
補足:足が冷えると足から戻ってくる冷えた血液が内蔵を冷やし、腹痛の原因になります。
🔸生もの(刺し身、サラダ)を避ける。(日頃から胃腸が強くない人は特に)
補足:どうしても食べたい時は、生姜、紫蘇と一緒に摂りましょう
🔸口をつけてから常温に数時間以上置いた飲食物は食べない。
補足:その後、冷蔵庫で冷やしたり、温め直しても食べないこと


最後に
上述の養生に、生姜が何度かでてきていますが
生姜は、体を温め、解毒作用があります。
昔から
夏に生姜を食べれば医者いらず」と言われています。
暑い時期、胃腸の調子が悪くなりやすい人は
ぜひ生姜を活用して、元気に乗り切りましょう😊

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

疲れやすい体質への養生

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疲れやすい体質への養生


疲れやすい状態を
漢方では「気虚(ききょ)」として分類します。

気虚とは
:エネルギーが
:十分でない
という状態です。

このエネルギーも
日頃使う分を「気(き)
蓄えておく分を「精(せい)」と呼び、分けて考えています。

もうお分かりかもしれませんが、疲れやすくなっているのは、精という蓄えがないからです。

精という蓄えがなくなっていく要因は


🔹長期間の病による体力低下
🔹産後、術後による体力低下
🔹加齢に伴う体力低下
🔹過度なダイエットによる栄養不足
🔹少食・偏食による栄養不足
🔹夜更かしによる寝不足
🔹長期間の過労
などです。

 


では、どういう養生をとればよいかをご紹介していきます。


🔸23時までに就寝し、十分な睡眠(7hが目安)をとる
🔸三度の食事を心がけ、温かい物を腹八分で摂る
🔸気を補う食材を積極的に摂る


<オススメ食材>
米、山芋、さつまいも、里芋
かぼちゃ、玉ねぎ、ニラ、ネギ
大豆類(味噌、納豆、豆腐など)
きのこ類(しいたけ、えのき、しめじ)
鶏肉、卵
など


🔸暴飲暴食を控える
🔸お菓子、添加物を含む加工食品をできるだけ控える
🔸冷たい飲食物を避ける
気虚の時、体温以下の飲食物は冷たい飲食物と思ってください
🔸過度でない適切な運動を心がける
散歩、ラジオ体操など


細かく書きましたが、
眠ること(休養・修復)食べること(栄養補給)の2つに重点を置いています。また、食べた物を巡らす意味で、過度でない運動もかかせません。

上に挙げたが養生が、あなたの疲れにくい体づくりへ、少しでもお役に立てれば幸いです。

疲れやすい件で、ご相談をご希望の場合は右上のご相談予約よりご予約ください。


熊本 菊陽町 菜の花漢方堂