『体質別養生法 第2回 ~血虚~』


『体質別養生法 第2回 ~血虚~』

朝夕、少しだけ暑さが和らぎ、秋の気配を感じますね。
暑さ寒さも彼岸までと昔から言われているので、ここから過ごしやすい時期になってくれるといいですね。

今回は、体質別養生紹介の2回目です。
取り挙げる体質は、『血虚(けっきょ)』です。
血虚は、言い換えると血不足です。血の不足から次のような症状がでてきます。



🔹めまい、立ちくらみ
🔹顔の血色が悪い
🔹眠りが浅い
🔹情緒が不安定
🔹PMS、イライラ、落ち込み
🔹足がつりやすい
🔹肌が乾燥しやすい
🔹便秘気味(乾燥便)
🔹目が疲れやすい


など

 


血虚(けっきょ)の場合は、養生を続けることが何より大切です。また、漢方薬は養生と併用することで、回復のスタートダッシュをお手伝いできます。


<養生>


🔶脾を整え、しっかり食べる
鉄分だけでなく、タンパク質、ミネラル、ビタミンなどをバランスよく摂ること


🔶過度な仕事、勉強、運動は程々に
ウォーキングなど、ちょっとした運動はOKです


🔶十分な睡眠をとる


🔶目を酷使しない
スマホ、パソコン、高輝度テレビの長時間視聴など


🔶過度なダイエットは控える


🔶オススメ食材
人参、小松菜、ほうれん草、トマト、黒豆、小豆、黒ごま、鶏肉、レバー(牛・豚・鶏)、プルーン、レーズン、イチゴ、桃、クコの実


※消化力が落ちている時、肉類は、細かく柔らかく調理し、消化に負担をかけないようにしましょう。

 


次に血虚体質に使う漢方薬の一例をご紹介します。


<漢方薬>
は、血が少ないが根本原因ですので、血を作って増やせば、上述でいくつか挙げた症状は改善してきます。漢方で補血(ほけつ)という治方です。


◆血を補う
 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
 参茸補血丸(さんじょうほけつがん) <-血を作る力が弱い時
 心脾顆粒(しんぴかりゅう) <-情緒が不安定。気分の落ち込みがある時、または不眠がある時
 芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん) <-血の巡りの悪さがある時


 <併用剤>
イライラが強い時
 逍遙顆粒(しょうようかりゅう)


 ・強い便秘がある時
 大黄製剤(大黄甘草湯、潤腸湯など)


 ・目の疲れがひどい時
 杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
 石決明製剤(せきけつめいせいざい)


 ・足がよくつる時
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)

 


”血虚”の立て直しは、体に変化を感じるのに数ヶ月要することが多いです。養生を継続し、焦らず、どっしりかまえて回復に取り組みましょう。
上述の漢方薬は一例です。他にも色々ありますので、ご相談ください(^^b

 


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談し、適切な漢方薬をご購入ください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂