漢方で防ごう!!膀胱炎、尿道炎


『漢方で防ごう!!膀胱炎、尿道炎』

半年前にも取り上げております膀胱炎、尿道炎。
寒い冬も罹患する方が増えます。

膀胱炎、尿道炎の根本原因は


・免疫力が落ちる
・尿での排出が減る


ことで、侵入した細菌を抑えることができず繁殖し、膀胱や尿道に炎症が起こり発症します。

免疫力が落ちる要因としては


・仕事、勉強などが忙しくてひどく疲れている
・長期間のストレスに晒されている
・加齢に強い寒さが加わることで体に負担がかかる
・夜更かしでの睡眠不足
・偏食でバランスよく栄養が取れていない


尿の回数が減る要因として


・寒い時期、水分補給が減り、尿の回数が減る
・仕事の都合上、尿の回数が減る


などが考えられます。


(補足)
女性は尿道が短く、肛門との距離が近い為、男性より膀胱炎にかかりやすいといわれています。

 


まず、膀胱炎、尿道炎になってしまった場合の漢方薬(一例)をご紹介します。


<急性の場合>


◆膀胱炎・尿道炎のファーストチョイス
五淋散(ごりんさん)


◆膀胱炎・尿道炎で、血尿を伴う場合
五淋散(ごりんさん) + 猪苓湯(ちょれいとう)


<慢性の場合(繰り返す膀胱炎)>


◆元気不足で免疫力が落ちている場合
五淋散(ごりんさん) + 補気薬(補中益気湯、十全大補湯など)


◆湿熱(体内で病的な巡りが悪い水が熱をもっている状態)もっている場合

五淋散(ごりんさん) + 瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)
または
五淋散(ごりんさん) + 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)

 


膀胱炎、尿道炎を発症しないが一番良いですよね。
そのための予防策である養生をご紹介します。


🔸疲れている場合はしっかり休養を取る。
疲れは免疫力を低下させます。特に睡眠をしっかりとりましょう。忙しくても日付が変わる前に就寝を(^^)


🔸夜更かしをしない
睡眠不足は、免疫力を下げます


🔸こまめな水分補給
水分補給は、こまめに少しずつ、体温以上の温かい飲み物で補給しましょう。


🔸体を冷やさない
体の冷えは免疫力を低下させます。温かい衣服、温かい食事で体を冷やさないようにしましょう。


🔸湿が溜まる食事は極力控える
・脂物、甘い物、味の濃い物は、少なめに摂る
・冷たい飲食物、アルコールを控える
・食べる量は腹八分目。暴飲暴食、寝る前の間食は避ける

 


膀胱炎、尿道炎は、非常に不快で仕事や生活に支障をきたします。
膀胱炎を起こしにくい体質への改善に取り組み、予防していきましょう。
最大の防御は養生です(^^b

 


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談して適切な漢方薬を購入し服用してください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

年末の疲れは漢方で


『年末の疲れは漢方で』

年末は仕事も家事も忙しく疲れがたまる時期です。

疲れは免疫力を下げて、風邪やインフルエンザに罹りやすくなってしまいます。
年末年始の長期休みを元気に楽しく過ごすための、疲労回復漢方薬をご紹介します。


<<漢方薬>>


忙しく動いて肉体的に疲れた時


麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)

 


仕事や受験勉強で頭が疲れた時


能活精(のうかっせい)

 


慢性的な虚弱体質、病後の体力低下で疲れやすい時に


複方霊黄参丸(ふくほうれいおうさんがん)
霊鹿参(れいろくさん)

 


睡眠の質が悪く疲れがとれない時


酸棗仁湯顆粒(さんそうにんとうかりゅう)
温胆湯(うんたんとう)

 


胃腸不調での栄養不足で疲れが回復しづらい時


健胃顆粒(けんいかりゅう)
健脾散エキス顆粒(けんぴさんえきすかりゅう)

 


次に疲れへの養生をご紹介します。
<<養生>>


🔶疲れていると胃腸も弱り気味です。
消化の良い、温かい物を腹八分目で食べて、胃腸を労りましょう。
焼肉、うなぎなどを元気づけに食べがちですが、消化に負担がかかり逆効果になる可能性があります。


🔶冷たい飲食物は避ける
体内が冷えると疲労回復が遅れます


🔶カフェインが入った飲み物を摂りすぎない。
睡眠の質を下げて疲れがとれにくくなります。


🔶夜更かしせず、日付が変わる前には就寝を
睡眠時間は7時間位を目安にしましょう。疲労回復は何より睡眠です(^^)

 


以上、疲れへの漢方薬と養生をご紹介しました。
冒頭でも述べていますが、漢方を活用し、楽しく元気に年末年始をお過ごしください。


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談して適切な漢方薬を購入し服用してください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

漢方で寒さ対策


『漢方で寒さ対策』

数日前から一気に熊本は寒くなりました。
そこで、今回は冬場の寒さに対する漢方薬と養生をご紹介したいと思います。

漢方で寒さは寒邪(かんじゃ)ととらえ、外寒(がいかん)内寒(ないかん)の2種類があります。

外寒は、冬の寒さやクーラーなどで、外から侵入してくる寒さのこと。寒い冬の外や、職場で寒い環境に長時間いることにより、外寒に侵されます。余談ですが、寒邪は風邪を伴って体へ入ってくることが多いです。

内寒は、体の中から発生する寒さです。体を温めるエネルギー不足から冷えを生じる状態を言います。体内の冷えは、臓器の働きを弱め、さまざまな不調をもたらします。内寒は、慢性的に虚弱な方、病後で体力が落ちている方、高齢者、長期間過度なダイエットの方などに多いです。

漢方薬では、温性の生薬(桂枝、乾姜、附子、呉茱萸、鹿茸、紅参など)を主に使い、体を温め、冷えを追い出します。

それでは、代表的な漢方薬をご紹介します。


<<漢方薬>>


◆慢性的な冷え(陽虚)


霊鹿参(れいろくさん)
参茸補血丸(さんじょうほけつがん)


◆手足先の冷え


婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)


◆冷えた飲食物を取ってしまった時の腹痛


人参湯(にんじんとう)
附子理中湯(ぶしりちゅうとう)
小建中湯(しょうけんちゅうとう) <- 小児用


◆冷えからくる頻尿


八味地黄丸(はちみじおうがん)
牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

 


次に養生をご紹介します。


<<養生>>


🔸温かい衣服で防寒を
特に風邪が侵入しやすい首、手首、足首を寒さから守りましょう


🔸お腹周りをカイロで温める
内寒で熱を作り出すことが弱っている状態の時はカイロで熱を補いましょう。
次の2箇所にカイロを貼ることをオススメします。
腹側 へその下あたり
背側 お尻の上、仙骨あたり
※カイロを長く貼付することでの低温ヤケドにはご注意ください


🔸冷たい飲食物は、極力控える
体の外を防寒していても、体の中に冬を作ってしまったら台無しです。温かい食べ物を摂り、体の中も冷やさないようにしましょう。


🔸体を温め陽気を養う食材を摂る
にら、ねぎ、しょうが、にんにく、しそ
かぼちゃ、山芋、きのこ類、大豆製品、えび、羊肉、紅茶、シナモンなど


🔸温かいお風呂にしっかり入る
温かいお風呂に入ると気血水が手先足先まで巡るので、冷えに効果的です。


🔸適度な運動を行う
体を動かせる方は、少し息が上がるくらいの運動を1日30分くらいできると良いです。お風呂と同じで、気血水が手先足先まで巡り冷えに効果的です。

 


寒い冬を温かく乗り切るために上記の漢方薬と養生がお役立てれば幸いです(^^)

 


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談して適切な漢方薬を購入し服用してください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂