逍遙顆粒(しょうようかりゅう

『イスクラ 逍遙顆粒(しょうようかりゅう)』【第2類医薬品】



・月経不順(月経周期の乱れ)
・月経困難(下腹痛、腰痛、お腹の脹り、吐き気、頭痛、疲労、脱力感、食欲不振、イライラなど)
・更年期障害
・血の道症
・不眠症
・神経症
・冷え症
・虚弱体質


など、主に婦人の症状に対して、提案している漢方薬が逍遙顆粒(しょうようかりゅう)です。


※【注意】女性だけに逍遙顆粒を使うということではありません。男性でも、証があえば逍遙顆粒を使います。

 


では、上記のような症状がおこる仕組みを漢方の視点で考えてみます。

ストレス、環境、年齢によるホルモンの変化などがあると、五臓の『肝』に深く影響し、肝の働きを低下させます。自律神経の制御は、『肝』に属しているため、自律神経の制御が乱れます。ちなみに、自律神経の制御を漢方では疏泄(そせつ)と言います。

脾(消化器系)は、自律神経で制御されているため、乱れると胃腸機能が低下し、食欲不振や消化不良がおこり、栄養を十分に摂れなくなります。長く続けば、栄養不足により、エネルギーである気や、血の材料不足を起こし、もっと自律神経が乱れやすくなり、加えて、疲れやすくなったり、不眠、神経症を起こすようになります。女性の場合ですと、月経に関連する不調も現れたり、更年期の症状が強くでたりします。


 


逍遙顆粒(しょうようかりゅう)を構成する8つの生薬は、疏泄(そせつ)をととのえ、胃腸をケアし、気血補う生薬で構成されており、上記の症状を改善させてくれます。


上記症状でお困りでしたら、お気軽にご相談ください😊
相談は予約制です。お電話📞、または右上の「ご相談予約」ページよりご予約ください。

<商品名>
イスクラ 逍遙顆粒(しょうようかりゅう)【第2類医薬品】

<効能効果>
体力中等度以下で、肩がこり、疲れやすく精神不安などの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの次の諸症:
冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症、神経症

<価格>
90包 9,900円(税込)
※小分け販売も対応しております

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

夏の土用は脾を大切に


『夏の土用は脾を大切に』

7/19から土用の期間に入っています(^^)
ちなみに今年(2024年)の”土用の丑の日”は7/24と8/5です。
そこで、今回は夏場の脾の養生をお話します。

「なぜ脾の養生?」かというと

古来からある陰陽五行学説で、土用の『土』は、脾(胃腸)のことをさしており、次の季節を迎える前に胃腸を整え、乗り切るための準備をする期間が土用です。

特に夏の土用は、脾(胃腸)を傷めやすいので日頃の養生がとても大切になります。
<養生>


🔶冷たい飲食物、生ものの摂りすぎに注意


🔶冷たい飲み物と一緒に食事をしない


🔶よく噛んで食べる。流し込んで食べない


🔶旬の食材で体を整える


暑さからくる体のほてり(熱)には
スイカ、トマト、ナス、きゅうり、ゴウヤ

消耗した元気や潤いを補う
山芋、じゃがいも、かぼちゃ、れんこん、豆腐、豚肉


🔶腹八分目を心がけ、毎日お通じを
食べ過ぎ(偏食含む)、便秘は、胃腸に熱を溜めます。胃熱といいます。
赤いニキビ、口内炎、口臭が出てきたら胃熱のサインです


🔶冷房で体の冷やし過ぎに注意
下半身が冷えると血流が冷やされます。戻って来る血は最初に胃腸を冷やします。特にデスクワークなどの方はご注意ください。

 


脾(胃腸)の症状が出てしまった場合は、漢方薬の力と養生で早めにケアしましょう。
症状別に漢方薬の一例を示します。

<漢方薬>


◆冷たいものを摂りすぎての急な腹痛
人参湯(にんじんとう)
小建中湯(しょうけんちゅうとう) <ー子供、高齢者


◆冷たい物、水分を摂りすぎての軟便、下痢
イスクラ 健脾散(けんぴさん)
小建中湯(しょうけんちゅうとう)


◆暑さでの食欲不振
清暑益気湯(せいしょえっきとう)
イスクラ 麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)


◆暴飲暴食での胃の不快感
加味平胃散(かみへいいさん)


◆暴飲暴食、偏食からくる口内炎、歯周炎、口臭
甘露飲(かんろいん)

 


夏の土用の話をしましたが、立春、立夏、立秋、立冬の直前18日間が土用ですので、脾はすべての季節に絡みます。日頃から脾をケアして、1年を元気に健やかに過ごしましょう。


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談し、適切な漢方薬をご購入ください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

し_子宮内膜症

子宮内膜症



子宮内膜症とは、子宮の内側にできる子宮内膜という組織が、子宮の内腔以外の部位(卵巣、卵管、腹膜など)で増殖、剥離を繰り返す病気のこと

子宮内膜症から起こる症状としては


🔹強い月経痛
🔹月経時以外での下腹部痛
🔹腰痛
🔹性交痛
🔹排便痛


また、卵管や卵巣での増殖により


🔹卵管癒着
🔹卵巣のチョコレート嚢胞排卵障害


などがおこり、不妊の原因にもなります。

上記症状をみて、「子宮内膜症かも?」と心当たりのある方は、病院の受診を推奨します。他に大きな病気が隠れていないかも含め、病院で検査を受けておくと安心です。

さて本題の子宮内膜症からおこる症状への漢方対応に入ります。

漢方の視点で子宮内膜症は、血と水の滞りが原因で生じていると考えます。子宮筋腫も同じように血と水の滞りが原因と記載していますが、子宮内膜症の場合は、特に冷えを伴うことが多いです。

症状別に漢方薬の一例を紹介します。子宮内膜症から生じる症状に対しては、温めながら血水を巡らす漢方薬を基本にして対応していきます。

<漢方薬>


◆強い月経痛
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
折衝飲(せっしょういん)


◆月経時以外での下腹部痛
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
婦宝当帰膠B(ふほうとうきこう)


◆腰痛
五積散(ごしゃくさん)

 


<養生>
温めて血水を巡らせるための養生です。


🔸体を冷やさない
食事:冷たい飲食物を極力避ける
衣服:特にお腹より下を冷やさないよう心がける
風呂:シャワーだけですませず。しっかり湯船につかり体の芯まで温めましょう
空調温度:1年を通して、外気で体が冷えすぎないよう注意しましょう


🔸食事はバランスよく
少食、または脂っこい物、甘い物、味の濃い物のとりすぎる偏食に注意しましょう。


🔸お風呂にゆっくりつかる
お風呂はシャワーで済ませると芯まで温まりません。湯船につかり体を芯まで温めましょう


🔸適度な運動を心がける
運動は、気血水を巡らせてくれます。
デスクワークの方は、積極的に運動しましょう


🔸十分な睡眠をとる
血を作るには、十分な睡眠が必要です。夜更かしせず、しっかり寝ましょう。
血が十分あれば、血の巡りもよくなります。


🔸長期間のストレスを避ける
ストレスは血水の巡りを悪化させます。ストレス対象から距離をおく、適度に発散するなどして、ストレスを受けない、または溜めないようにしましょう。

 


養生をいきなり全部実践するのは難しいです。できるところから、少しずつ実践していきましょう(^^)

 


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談し、適切な漢方薬をご購入ください。


熊本 菊陽町 菜の花漢方堂