受験、仕事での頭脳疲れは漢方でケア


『受験、仕事での頭脳疲れは漢方でケア』

大学受験生はラストスパートの時期です。また、年度末が近づくと仕事が忙しいという方も多いですね。
受験生は、追い込み勉強も大事ですが、試験でベストパフォーマンスを引き出すためには、体調と生活習慣を整えることも大事です。そして、仕事をしている方も、毎日よいパフォーマンスを引き出すために、休養をしっかりとることが大切です。


そこで今回は、『疲れ』、特に受験勉強、頭脳労働での疲れなどをケアする漢方薬をご紹介します。
<漢方薬>


◆頭脳疲れのファーストチョイス
能活精(のうかっせい)


◆頭脳疲れに胃腸の不調が伴う時
救心感應丸氣(きゅうしんかんのうがんき)


◆いつもは乗り切れたのに、歳のせいか今年は疲れを感じる
亀板製剤(加減亀鹿二仙膠など)


◆デスクワークでの肩こり、緊張型頭痛で集中が長続きしない方
冠元顆粒(かんげんかりゅう)

 


次に養生をご紹介します。
<養生>


🔶毎日、十分な睡眠をとる
睡眠を削って深夜まで勉強しがちですが、最も能率を下げます。そして、免疫力を下げてしまいカゼを引きやすくなります。夜更かしは損しますよ。


🔶起床したら陽の光を浴びる
朝、陽の光を浴びることでセロトニン産生がアップします。セロトニンは精神を安定させ、不安やイライラを回避してくれますので、試験中のパフォーマンスが上がります。


🔶3度の食事をしっかり摂る
よく噛んで、温かい食べ物を腹八分目で食べる。
漢方で脳は髄の海と言われ、腎に属します。腎を養うには後天の本である食事が最も大事とされています。特に朝食は必ず摂りましょう。


🔶睡眠の質を高める(就寝前にやるべき事)
①3時間前に食事を済ます。その後、間食しない
②1時間前にお風呂を済ます
③1時間前からスマホは見ない


漢方で疲れを解消し、最高のパフォーマンスを引き出し、勉強も、仕事も良い結果へつなげましょう(^^b

追伸:ファイト!!受験生🌸

 


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談し、適切な漢方薬をご購入ください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

漢方でスローエイジング


『漢方でスローエイジング』

40代に入れば、男性、女性にかかわらず老いを感じます(ToT)

漢方では、老いに深く関係するのは、腎(じん)という臓です。


【余談】最近の研究では、腎臓の中で働くクロトー遺伝子が老化に深く関係することもわかってきています。漢方の考えが現代医学と一致していることが証明されつつあります。


さて、「腎」という臓は、生殖、内分泌、免疫、造血、代謝など、人体にとって重要で、且つとても微小なレベルを含んでおります。これらが弱ると、体はどんどん老化の一途をたどります。

もう少し具体的に腎が衰えの例をあげる


・肌のツヤ、はりがなくなる
・筋力が落ちる
・生殖力がなくなる
・毛髪が少なくなる
・骨がもろくなる
・視力の低下
・聴力の低下
・潤い、柔軟性がなくなり、関節、筋などを痛めやすくなる。
または、トイレが近くなる


などです。

この腎の弱りに対して、漢方での対応は、


補腎(ほじん) と 活血(かっけつ)です。


補腎腎を補う漢方薬で不足している腎を補い
活血血の巡りを良くして、補腎の漢方薬を体の隅々まで届ける


では、上記を踏まえて、補腎と活血の漢方薬の一例をご紹介します。


<漢方薬>


◆腎を補う(補腎)


参茸補血丸(さんじょうほけつがん)
参馬補腎丸(じんばほじんがん)
六味丸(ろくみんがん)
八味地黄丸(はちみじおうがん)
牛車腎気丸(ごしゃじんきがん
杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
八仙丸(はっせんがん)
瀉火補腎丸(しゃかほじんがん)
亀板製剤(きばんせいざい)
霊鹿参(れいろくさん)
活命参(かつめいさん)


◆血を巡らす(活血)


冠元顆粒(かんげんかりゅう)
芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
四物湯(しもつとう)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)


※補腎、活血の漢方薬は、その方の現在の体質により異なってきます。ご相談いただき、適切な漢方薬を服用することを推奨します。


以上です。補腎&活血で日頃から腎の衰えを緩やかにし、いつまでも元気で健康に若々しく過ごせる体を保ちましょう!!

 


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談し、適切な漢方薬をご購入ください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

漢方で花粉症対策!!


『漢方で花粉症対策』

花粉症の症状で来店されるお客さんが増えてきています。

花粉症シーズンに入ってから体質改善は、すでに遅いというご意見もありますが、経験則で言うと、花粉症シーズンに入っていても、体質改善を行いながら、併せて漢方薬で対処していると、症状が軽減されるので有効と考えています(^^b

では、漢方でどのような対応するかというと、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみを軽減したり、「衛気(えき:粘膜などの防衛力)を高める」ことなどを行います。因みに、衛気を高めると、症状が楽になり、治まりやすくなります。

もう1つの重要な漢方的な対応としては、「養生(ようじょう)」です。養生を併用することにより、花粉症の症状が軽減しますので、しっかり養生についてお話しています。


それでは、花粉症での漢方薬の一例を示していきます。
<漢方薬>


<花粉症の症状がすでにでている場合>


🔹透明な鼻水がスタスタでてくる、くしゃみが頻発する、鼻炎
小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう) <-虚弱な体質の方
など
※上述よりおすすめしたい漢方薬がありますが、インターネット上では掲載禁止のため、ご来店時にご紹介いたします(^^)


🔹鼻水が黄色い、目の奥が鈍痛する、鼻炎
辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)
など


🔹目のかゆみ、充血
消風散(しょうふうさん)
洗肝明目湯(せんかんめいもくとう)
など

 


上記のケースにおいて衛気を高める黄耆(おうぎ)という生薬を含む漢方薬の併用をオススメしています。


一例)
イスクラ衛益顆粒(えいえきかりゅう)
桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)
黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)
荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
など

 


<養生>
養生のポイントは2つ。「体を冷やさない」「腸内環境を整える」です。
次に示す養生を心がけてみてください。


🔶冷たい飲食物は極力さける
🔶温かい、消化の良い食べ物を腹八分目で摂る(暴飲暴食禁止)
🔶食事内容はバランスよく
🔶食物繊維、発酵食品を摂り、腸内環境を整える
🔶寝る3時間前から間食は避ける
🔶毎日のお通じがあるよう整える
🔶十分な睡眠時間をとる。日付が変わる前には就寝。夜更かししない
🔶体を冷やさない。寒い環境では衣服、カイロなどでしっかり防寒を心がける


養生は体質改善の1つです。予防でも治療中でも有効ですので、今すぐ実践されることをオススメします。

本ページをご覧になっていただき、少しでも花粉症が軽減し、花粉症シーズンを乗り切る手助けになれば幸いです(^^)

 


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談して適切な漢方薬を購入し服用してください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂