漢方で、丈夫な骨を保とう!!


『漢方で、丈夫な骨を保とう!!』

年を重ねると骨の量が減り、スカスカになり骨折しやすくなります。
骨の弱りは、自覚症状がないので、骨折※してから骨粗鬆症だったと気づく方も多いです。


※特に背骨の圧迫骨折は「気づかぬうちに」と言われる方が多いんです。


骨粗鬆症患者の男女比率を調べてみると、女性が約7割、男性が約3割と圧倒的に女性が多いです。


女性の場合
60代女性で5人に1人
70代女性で3人に1人
80代女性で2人に1人


の割合で、骨粗鬆症の方がいるという骨粗鬆症有病率の結果も出ています。特に気をつけたいですね。



繰り返しになりますが、骨の弱りは自覚症状がないので、50歳以降は日頃から骨のケアが重要になってきます。

 


さて、骨に関して漢方の視点でお話しますと、骨は、腎(じん)に属します。
よって、漢方薬で骨をケアする時は、骨を作る力腎陽(じんよう)骨の材料となる腎陰(じんいん)を補う補腎薬(ほじんやく)を使います。これに加えて、補腎薬や必要な栄養を骨までしっかり届けるため、血の巡りを良くする活血(かっけつ)のお薬も一緒に使います。
また、日頃の養生も漢方薬と同様に重要です。養生も併せることで、長く骨を丈夫に保っていけます。

では、骨をケアするための漢方薬と養生をご紹介していきます。


<漢方薬>


◆骨を作る力と栄養を補う補腎薬
鹿茸製剤(ろくじょうせいざい)
亀板製剤(きばんせいざい)
六味丸製剤(ろくみがんせいざい)
食用蟻配合食品(しょくようありはいごうしょくひん)


◆骨を必要な物を届けるために血の巡りを良くする活血薬
冠元顆粒(かんげんかりゅう)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
疎経活血湯(そけいかっけつとう)

 


<養生>


🔶補腎、活血の食材をバランスよく摂りましょう✨


<オススメ食材>
小松菜、切り干し大根、木綿豆腐
玉ねぎ、ネギ、黒酢、
小魚、サンマ、鮭、しらす干し
骨付きの肉(鶏、豚、牛、羊)
納豆など大豆類



【補足】骨は、カルシウムだけでできているわけではなく、コラーゲン、リン(有機リン)も必要です。コラーゲンの素となるタンパク質もしっかりとりましょう。リン(有機リン)は、食材に多く含まれているため、意識しなくても摂れています。また、加工食品に使われる添加物の無機リンは吸収率が高く、体内のカルシウムバランスを崩し、骨を弱らせることになります。加工食品の摂り過ぎには注意しましょう。


🔶体を冷やさない
冷えは血行を悪化させ、骨へ栄養が届きにくくなる上に、骨の代謝も落ちます。
特に腰回りをしっかり温める。そして、冬の季節は、温かい衣服で体を冷やさないようにしましょう。


🔶十分な睡眠
睡眠時に分泌される成長ホルモンが骨の形成、修復をしてくれます


🔶日光浴
カルシウムの吸収を助けるビタミンDが増えます。


🔶毎日の入浴で体を温め血の巡りをよくする


🔶適度な運動で骨に刺激を与え、かつ血の巡りを良くする
オススメは、ウォーキング。足のかかとに刺激を与えてあげると、「骨を丈夫にしないといけないよ」というメッセージがでて、体は骨を丈夫に保とうとしてくれます!!

 


最後に骨のケアで一番大切なことは、毎日続けることです。骨はすぐに変化するものではありません。日頃の積み重ねによって骨は健やかに丈夫に保たれます❗❗

ぜひ、漢方薬と養生を取り入れ、丈夫な骨を保って、元気に過ごしましょう😊


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談し、適切な漢方薬をご購入ください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

漢方で寒邪を追い出し、健康を招き入れよう!!


『漢方で寒邪を追い出し、健康を招き入れよう!!』

明日、2月3日は節分です。
豆まきで鬼を祓い、福を招き入れるように
漢方で、鬼にあたる邪(冬は寒邪)を体から追い出し、健康を招き入れたいですね。

寒邪の特徴は大きく3つ


🔹体内の陽気(温める力)を弱める
🔹固めて滞らせる性質をもつ
🔹収縮させる性質を持つ


です。

これらの特徴を持つ寒邪が体に入ってくると、温める力がなくなり、体が冷えることで、血、水の流れが悪くなります。そして、次のような症状がでてきます。


・冷え(手足先、体全体の悪寒)
・関節のこわばり、痛み
・足のつり(こむらがえり)
・むくみ
・頭痛
・腹痛
・生理痛
・しもやけ


※(補足)
現代は、寒邪に侵されやすい時期に、アイスやジュースなどの冷たい飲み物、食べ物を摂ってしまうことで、自ら寒邪を侵襲させ、症状を悪化させてしまう方が多くなりました(^^;

 


この体に入って悪さを働く寒邪に対しては、散寒、温経、辛温などの作用を持つ生薬で構成された漢方薬を使います。
それでは、寒邪を散らす漢方薬と養生をご紹介していきます。


<漢方薬>


◆温める力の不足での冷え、腹痛
霊鹿参(れいろくさん)
人参湯(にんじんとう)
附子理中湯(ぶしりちゅうとう)
大建中湯(だいけんちゅうとう)


◆血の不足を伴う、冷え、生理痛、胃腸不調
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
参茸補血丸(さんじょうほけつがん)


◆冷えからくる足のつり
芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)


◆冷えからの瘀血(おけつ:血の巡りの悪化)
冠元顆粒(かんげんかりゅう)
芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
温経湯(うんけいとう)

 


<養生>


🔶冷たい飲食物を控えて、温かいものを摂るようにする
🔶十分な睡眠をとる
🔶毎日、適度な運動を
🔶お風呂にしっかりはいる。シャワーのみは極力控える
🔶温かい服装を
マフラー、手袋、アンダーウェアを上手に利用して、下半身、首、手首、足首を冷やさない

 


節分を過ぎれば、立春。寒さもあと一ヶ月。
ご紹介した漢方薬と養生で、寒さに負けず、元気に過ごしましょう!!

 


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談し、適切な漢方薬をご購入ください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂

漢方で浮腫(むくみ)改善


『漢方で浮腫(むくみ)改善』

何らかの原因から、水の滞りがおこり、浮腫(むくみ)となります。
原因の例をいくつか挙げてみますと


🔹塩分、味の濃いもの、甘い物の摂りすぎ、お酒の飲み過ぎでの浮腫
🔹尿量減少による浮腫(腎機能の低下など)
🔹立ちっぱなし、座りっぱなしなど、長時間同じ姿勢で起こる浮腫
🔹筋力不足(主に下肢)による浮腫
🔹血の道症に関連する浮腫
🔹手、膝などの関節を動かしすぎたりして、炎症による浮腫

   など


これらの浮腫を改善していく時、利水作用(水をさばく作用)をもつ生薬で主に構成され方剤を使います。また、それだけではなく、原因によっては、血水を推しだす作用をもつ生薬や、血の巡りを良くする生薬などが入った漢方薬も使っていきます。

それでは、漢方薬の一例をご紹介していきます。


<漢方薬>


◆口渇を伴い、尿の出が悪くての浮腫(むくみ)
五苓散(ごれいさん)


◆体に冷えがあり、尿量が少なくての浮腫(むくみ)
真武湯(しんぶとう)
※体力低下の方や、高齢者の方によく使います

 


◆だるさ、下半身の冷え、排尿困難が伴うの浮腫(むくみ)
牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)

 


◆栄養の偏りや、水を溜め込みやすい体質からくる浮腫
九味檳榔湯(くみびんろうとう)


※瀉下作用の生薬が入っています。お腹を下しやすい方は、服用量に注意が必要です。服用前に専門家へ相談してください。

 


◆関節の痛み(指、膝、足首など)がともなう浮腫または腫れ
越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)
薏苡仁湯(よくいにんんとう)
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)


※異常な大きさに下肢が腫れ上がる浮腫(むくみ)は、重大な病気の可能性があります。病院での受診を強く推奨します。

 


◆血の道症※による浮腫
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)


※血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことです。

 


<養生>


🔶塩分、味の濃いもの、甘い物の摂りすぎない。お酒の飲み過ぎない
🔶適度な運動またはストレッチを
🔶体を冷やさない
衣服で体を温め、冷たい飲食物は避ける


🔶水のさばきを良くする食材を積極的に摂り入れる


冬瓜、きゅうり、大根、ゴボウ、カブ、しいたけ、えのきたけ、ナメコなどのきのこ類、ひじき、昆布、わかめ、のりなどの海藻類、緑茶
※すでに浮腫んでいる時に有効。まず水を取り除くケアが大切。浮腫予防で食べるのも良いですよ


🔶血行を良くする食材を摂る


玉ねぎ、ネギ、ニラ、にんにく、らっきょう、青魚、黒酢

 


以上です。浮腫で悩んでおられる方の一助になれば幸いです(^^)


<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談し、適切な漢方薬をご購入ください。

熊本 菊陽町 菜の花漢方堂