
『漢方で浮腫(むくみ)改善』
何らかの原因から、水の滞りがおこり、浮腫(むくみ)となります。
原因の例をいくつか挙げてみますと
🔹塩分、味の濃いもの、甘い物の摂りすぎ、お酒の飲み過ぎでの浮腫
🔹尿量減少による浮腫(腎機能の低下など)
🔹立ちっぱなし、座りっぱなしなど、長時間同じ姿勢で起こる浮腫
🔹筋力不足(主に下肢)による浮腫
🔹血の道症に関連する浮腫
🔹手、膝などの関節を動かしすぎたりして、炎症による浮腫
など
これらの浮腫を改善していく時、利水作用(水をさばく作用)をもつ生薬で主に構成され方剤を使います。また、それだけではなく、原因によっては、血水を推しだす作用をもつ生薬や、血の巡りを良くする生薬などが入った漢方薬も使っていきます。
それでは、漢方薬の一例をご紹介していきます。
<漢方薬>
◆口渇を伴い、尿の出が悪くての浮腫(むくみ)
五苓散(ごれいさん)
◆体に冷えがあり、尿量が少なくての浮腫(むくみ)
真武湯(しんぶとう)
※体力低下の方や、高齢者の方によく使います
◆だるさ、下半身の冷え、排尿困難が伴うの浮腫(むくみ)
牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
◆栄養の偏りや、水を溜め込みやすい体質からくる浮腫
九味檳榔湯(くみびんろうとう)
※瀉下作用の生薬が入っています。お腹を下しやすい方は、服用量に注意が必要です。服用前に専門家へ相談してください。
◆関節の痛み(指、膝、足首など)がともなう浮腫または腫れ
越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)
麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)
薏苡仁湯(よくいにんんとう)
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
※異常な大きさに下肢が腫れ上がる浮腫(むくみ)は、重大な病気の可能性があります。病院での受診を強く推奨します。
◆血の道症※による浮腫
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
※血の道症とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことです。
<養生>
🔶塩分、味の濃いもの、甘い物の摂りすぎない。お酒の飲み過ぎない
🔶適度な運動またはストレッチを
🔶体を冷やさない
衣服で体を温め、冷たい飲食物は避ける
🔶水のさばきを良くする食材を積極的に摂り入れる
冬瓜、きゅうり、大根、ゴボウ、カブ、しいたけ、えのきたけ、ナメコなどのきのこ類、ひじき、昆布、わかめ、のりなどの海藻類、緑茶
※すでに浮腫んでいる時に有効。まず水を取り除くケアが大切。浮腫予防で食べるのも良いですよ
🔶血行を良くする食材を摂る
玉ねぎ、ネギ、ニラ、にんにく、らっきょう、青魚、黒酢
以上です。浮腫で悩んでおられる方の一助になれば幸いです(^^)
<注意>
本ページで掲載している漢方薬は一例です。
個人の体質、その日の体調、生活習慣、生活環境などにより使う漢方薬は変わります。
漢方の知識を持った専門家(医師、薬剤師、登録販売者)に相談し、適切な漢方薬をご購入ください。
熊本 菊陽町 菜の花漢方堂




