<徒然養生>
『過緊張をほぐしましょ!!』
・重要な商談
・大勢の人前でのプレゼン・挨拶
・重要な試験
・ここ一番の勝負等
を前にすると緊張してしまい、
心臓がドキドキしたり、口が乾いたり、手が震えたりと、自分ではコントロールできない状態に陥るという人は多いと思います。
かくいう私も緊張が強くでてしまうタイプです(^^;
・緊張しすぎるとパフォーマンスを下げる
・適度な緊張は、集中力が高まり、パフォーマンスを上げる
ということを頭でわかっていても、体は思うどおりに動かず、勝手に緊張し過ぎてしまいます。
<過緊張状態とは>
過緊張は、自律神経と深く関連しています。
自律神経とは、内臓などの働きをコントロールしているものです。
例えば、頭で考えなくても、呼吸を行い、心臓は拍動し、胃腸は蠕動運動します。これは全部、自律神経がコントロールしてくれています。過緊張は、この自律神経が大きく乱れるんです。
では、この過緊張はどうにもできないのか?
いいえ。
自律神経で運動している体の中で、意識してコントロールできるのが『呼吸』です。かつ『呼吸』はとてもコントロールしやすい。このコントロールしやすい『呼吸』を利用して、過緊張をほぐすことができます。
「深呼吸ならやってるよ」「緊張は取れなかったよ」と言う方がおられると思います。ラジオ体操のような比較的早い深呼吸をされていたのではないでしょうか。
呼吸の仕方にちょっとコツがあるんです。
では、私が行っている過緊張をほぐす呼吸の手順をお話します。
➀可能であれば座りましょう
➁目を閉じます
➂頭で数を数えながら
鼻からゆっくり息を吸います。
(目安5秒以上)
➃頭で数を数えながら
口からゆっくり少しずつ息を吐きます。
(目安15秒以上)
➄.➂➃を1セットとして、3~5セット繰り返す。
この呼吸手順で重要なポイントは、
「頭で数を数えながら」
「ゆっくり、深い呼吸」
の2つです。
「頭で数を数えなら」が重要な理由
人間は、良くも悪くも1つのことしか考えれません。頭の中で数を数えることによって、他のことを考えることができないようにします。
これにより緊張している状況を思い、考え、不安になったりすることが頭から離れ、緊張の元が断ち切られますので、良い状況を作り出せます。
「ゆっくり、深い呼吸」が重要な理由
リラックスした時、自律神経の副交感神経が優位になり、呼吸はゆっくり、深くなります。呼吸を意識的にゆっくり深くすることによって、副交感神経を優位な状態へ促し、体に今リラックス状態なんだと思わせる(騙す)んです。
以上が、緊張をほぐす私の呼吸法です。
この呼吸法はストレスを受けたときにも有効ですので、ストレスにさらされている方もお試し下さい。
緊張しすぎるというお悩みをお持ちの方の解決の一助になれば幸いです。
熊本県 菊陽町 菜の花漢方堂